つい先日、大富豪の話で紹介したジェフ・ベゾス氏。
さぞかし毎日忙しく働いているんだろうなという印象もありますが、毎日の中で最も価値の高い時間を「何もしていない時間」と言うそうです。
価値を高める1日の過ごし方
ジェフ・ベゾス氏の話が記事になっていました。
アマゾンCEOベゾス氏、最も価値の高い時間は「何もしない時間」 – ライブドアニュース
こちらによると、「何もしていない時間」をいかに毎日の日々の中に設けることができるかということですが、何もしないというのは文字通り虚無になっているわけではなく、こちらのニュアンスだと「のんびり過ごす時間」という意味合いのようですね。
だからコーヒーを飲んだり新聞を読んだりというのも含まれています。
どちらかというと、仕事ばかりしていない、というニュアンスなのかなぁと解釈をしました。
自分もこういった考え方に賛同していて、できる限り仕事をしない時間を作りたいと思っています。そういったこともあり、仕事をするリミット時間を設けています。
家での仕事が多いと、文字通りいつでも仕事ができてしまいますからね。ここが難しい所です。
生産性と労働
労働というのは解釈が難しいものです。しかしリモートワークがこういった労働の概念を一つ変えようとしています。
職場に行くことが労働かというと、そういうわけでもありません。家にいれば休みかというと、そういうわけでもありません。
やはりこの解釈の重要なキーワードは生産性です。
リモートワークによって、家でも仕事をしなきゃいけない人は増えています。忙しい人にとっては、本来休みの日なのに仕事しなきゃいけない人もでてくるでしょう。こういった見えない隠れ残業は今後の問題になっていくかもしれません。
そう考えると、リモートワークというのは「時給性」と非常に相性が悪いんですよね。
社会がコロナで働き方の概念が変化しつつある中、こういったところへの問題意識も今後さらに高まると思います。
そうなってくると、今度は生産性に着目する世の中になります。そのとき、はじめて「何もしていない時間」への関心も高まり、こういったのんびりタイムにまつわるビジネスなんかも盛んになるでしょうね。コーヒーやお酒などの嗜好品、音楽、ゲームなどエンターテインメントあたりは、「空いた時間に楽しむもの」から「生産性を高めるために必要なもの」に代わってくるかもしれません。