政府の皆さん、次のGoToキャンペーンはこんなのどうですか?


現在中断をしているGoToキャンペーン。

こちらを使って相当な利益を出した事業者もいるようですし、ユーザーも普段の生活ではできないような贅沢三昧ができていた人もいるようです。

その一方で、一部ではこれが感染を広げている原因と主張する人もいれば、一部の人しか恩恵を受けることができない、と批判する人もいます。

GoTo再開の方針

政府はGoTo再開へ前向きです。予想通り、来年度の予算にはしっかりGoToが盛り込まれています。

自分はGoTo賛成派ですので歓迎ですが、悪いイメージがついてしまっている以上、多少もめることにはなりそうですね。

先のことはどうなるかわかりません。そのため、できるだけ先の計画は立てず、直近のスケジュールを確実にこなすミニマムなスケジュール立てをする必要があります。

とはいえ、仕事柄そうはいかない職種も多いです。例えばスキー場は冬に稼ぐしかありませんし、海水浴場は夏に稼ぐしかありません。

大方の予想が外れコロナが今年の年末にはなくなるかもしれないし、同じく大方の予想が外れ、50年、100年と猛威を振るうことだってあるかもしれません。

先のことは読めないとはいえ、季節性に左右される業種の場合は、ある程度読んでスケジュールを立てていかなければいけません。

コロナの季節性

自分のコロナに対する関心ごとの一つが、コロナに季節性があるかどうかということです。こちらについては専門家も意見が割れているようで、もちろんまだどうなるかわかりません。

もし季節性があるとしたら、先のことを少し読むことができます。

冬はコロナが悪化することを念頭に、巣篭もり状態で稼ぐプランニング、春、夏、秋はある程度人が動くことができるプランニングで進めていくことが可能です。そうなれば、例えば12月、1月、2月はGoToはやらない、それ以外はやる、という形で政府も支援策を打ち出しやすくなりますし、事業者も動きやすくなります。むしろGoToが今だけのものではなく、今後も名前や形を変えながら、ずっと制度として残る可能性もあるのではないかと思っているくらいです。

数年後にはこういった制度を活用しながら、音楽では冬にレコーディング&配信ライブ、夏に全国ツアーという考え方も当たり前になるかもしれませんね。

しかし残念ながら、今の段階で季節性があるかないかを判断するのは難しいようです。もうちょっと時間が経たないことにはどうにもなりません。

昨年の春~夏くらいまでは、あえて変化しない選択肢もアリかもしれないという話をしてきました。しかしあれから1年、いつか元に戻る、からのいつまであるかわからない政府補償に頼ったプランニングは、これ以上続けるのは日本でも世界でも非常にリスキーなように思えます。

そのためGoToのような施策が必須と考えていますが、今回のようにGoTo中止や緊急事態宣言に振り回される日々が続くのも、事業者にとっては難しいところ。コロナが収まらないにしても、せめてはっきりとした季節性があればもう少し助かるところも増えそうではありますが、そう都合よくいくものでもないでしょうね。

お一人様に目を向けてみては

孔子の言葉に「君子は義に喩り、小人は利に喩る」とあります。賢い人は、ちゃんとコロナ対策しながらやっていくことができます。しかし”小人”は利ばかり求めるので、お得なGoToキャンペーンでどんどんコロナが広がるのもわかる気がします。つまり”小人”の利を巧みに操りながらダメージをくらった産業を回復する方法を考える必要があります。

まずはできるところから始めることがいいのかなと思います。

そこで次のGoToキャンペーンは、次はぜひお一人様に目を向けてもらいたいなと思います。遊びに行くこと、外食することが悪なのではなく、要するに複数人で大声で密な状態でいるから感染が広がるわけで、一人客を推奨し内需を回復することはできないものかと思います。

GoToキャンペーンは基本的に予約でのポイント制なので、一人に限りポイントが付く制度はそこまで難しいことではないと思うんですよね。

結果的に、飲食店やレジャーも救われ、”小人”もお得に楽しむことができるかなと。

そりゃもちろん大勢のお客さんの方がお金を稼げるのはわかりますけども、こういうところ考え方シフトさせていかない段階じゃないかなと思います。政府の皆さん、GoToは良策です。自信を持って、GoToをうまく活かしてください。