毎日寒いですね。冬ですからね。
寒いのは苦手です。
もちろん暖房をつけています。足元にはスポット暖房、室内ももちろん暖房。
まぁぶっちゃけ、昨日なんか東京はそこまで寒かったわけでもないんですけども。
電力が世界的にピンチ
実は今、電力不足なんです。
日本でもそうですが、これは世界でも同じことが起きています。
理由は寒いから。世界的に寒いんです。
海外では一部地域で断続的に停電しているところもありそうですね。
日本はそうならないように電力会社がうまくコントロールしています。この冬はさすがにヤバいようで、けっこう頑張ってくれています。ありがたいことです。節電しましょう。
実は1月頭から中旬くらいまでは特にギリギリだったようで、もしどこかの発電所がトラブルでも起こしたものなら、全体が停電してもおかしくないレベルだったそうです。
いやー、そんなことが起きたら大変なことでした。
ガンガン電気を作らなきゃならんということで、燃料をドシドシ燃やしています。脱炭素化なんてなんのその。
あまりにも大量に燃やすものですから、燃料が足りません。日本は火力発電所がメインで、LNGという液化天然ガスがメインの燃料です。
困ったことに、この燃料がめちゃくちゃ高騰化しています。まぁ寒いのは日本だけじゃないしね。どこの国も燃料が欲しいので、仕方ありません。
電気代が10倍に?電力自由化のデメリットも
鉄道、電話、郵便などが民営化され、無駄を省きスリムな国政ということで、このあたりは成功例かなと思います。民営化されてもまだまだ一社独占の分野もあり、それが電力でした。しかし電力も数年前に自由化され、多くの会社が電力に参入しました。
実は我が家も、東京電力ではなく東京ガスの電気を買っています。これは東京ガスが電気を作っているのではなく、東京ガスが電気を買って、それを顧客に売るという形ですね。
別に電気の中身が変わるわけじゃないですが、各社いろいろとサービスしてくれるので、けっこう選択肢は豊富です。うちは電力自由化され比較的すぐに変えましたので、選択肢が少なくあまり深く考えずに東京ガスにしています。ちょっとだけ安かったので。
電力自由化にともない、いろいろな電気の売り方が登場しました。その一つが市場連動型で、燃料の値段に合わせて電気代が変わるというものです。なかなか面白い発想ではあります。
しかし今回の燃料高騰で、どうやた1月の電気代が10倍になった人もいるそうです。
電気は生きていくために必要なものです。電気、ガス、水道なんかはそうだし、他にもインターネット回線、携帯電話回線、NHKといった情報インフラもその次に必要なものです。
こういった生活にまつわるインフラは、できるだけ値段が安定していないといけません。国営の場合、もしくは国営まではいかずとも国と深く関わり一社独占の場合は、状況によってそんな利益を出せずとも、値段を安定させることができます。
電気代がどういう事情があるにせよ、いきなり10倍になるというのでは困ってしまいます。インフラとしては成り立ちません。
楽天でんきは新規契約を打ち切ったと報道がありました。他の会社も今回の電力不足騒動の影響を多く受けていると思います。
ある意味、電力自由化のデメリットが多くでてしまったといえます。
これから少しずつ暖かくなるかなというところ、もう少ししのぎ切ればというところですね。しかし暑い夏、寒い冬はこれからもやってきます。
日本は頼みの綱であった原発にはもう頼れず、火力発電をガンガン使いながら再生可能エネルギーにも着手を進めています。エネルギー問題についてはまさに転換期ですので、どこかの方向に振り切るまではもうしばらくこの問題に頭を悩ませそうですね。