消費税が15%というよからぬトレンドがTwitterにあがっていました。
元ネタはこちらです。
財務省が目論む「コロナ復興税」 感染収束後に「消費税15%」計画(マネーポストWEB) – Yahoo!ニュース
もちろん、正式に政府が発表したものでもなければ、政府要人が消費税を15%にするという発言をしたわけでもありません。
とはいえ、菅総理は遠巻きに増税を視野に入れる発言をしているのも事実です。
消費税は10%では足りない
消費税については近年10%になったばかりです。
実は消費税の増税ははるか昔からずっと言われていたことでした。
2010年前後はリーマンショックや震災などもあり、なかなか消費税の増税に踏み込めませんでした。そこでようやく今回10%にあがったのですが、これも何度も延期してようやくこぎつけたところです。
しかし、消費税は昔から、10%でも足りないくらいだ、と言われていました。
今はコロナのこともありますからいきなり増税することはないとは思いますが、コロナ後しばらくしてから消費税が上がる可能性もありますね。
戻ってくる感覚を大事に
これは世界共通の問題ですが、消費税増税は、当たり前ですが何かを買う際の金額が上がります。消費は落ち込むのは避けられません。
日本でも増税直後は毎回消費は落ち込みますが、世界でも同じことが問題になっています。
本来であれば成長が右肩上がりの時は、多少増税しても右肩上がりなので、イケイケモードは継続されます。しかし現在のように緩やかな下降気味の段階に入ってしまうと、増税はさらに下降を早める可能性があります。
税金が上がることが問題ではなく、たくさん税金を払っても、それに見合うなにかが戻ってくるような感覚があるといいなと思います。
一番わかりやすい感覚は、ベーシックインカムなんですけどね。
おそらくベーシックインカムが0円、税金を10万円払うのと、ベーシックインカムが10万円、税金を20万払うのを比べると、理屈は一緒なんですけど、ほとんどの人は後者の方が感覚的に消費が落ち込まないのかな、と思うんですよね。
ベーシックインカム以外でも、こういったやり方は他にもありそう。増税がやむを得ないのであれば、せめてこういった戻ってくる感覚を持たせてあげないと、消費の落ち込みはさらにヤバそう。
個人的にも増税はつらいところですが、どうにもならなくなったらやらざるを得ないですよね。なんでもかんでも政治家の無駄使いのせいにするわけにもいきません。なにかうまいウルトラCとともに増税をしてくれたらいいなぁ、と思う次第です。