道路標識は見にくければ交通違反も取り消しされる?驚きの判決が!


先日、道路標識が見にくかったという理由で、交通違反が取り消されるという報道がありました。

「標識見づらかった」で交通違反取り消しに 安全は「摘発」だけでは守れない(弁護士ドットコム) – Yahoo!ニュース

こんなこともあるんですね。けっこう珍しいケース見たいですけど。

見にくい道路標識

今回はカーブを曲がり終えたすぐの道路標識で、1,2秒で見えなくなるような状態だったとのこと。

でも、一般人の人がこれで訴訟まで起こすんだからなかなかですが、見にくいという理由だけで違反取り消しになるというのは、一般人としては簡単にできるようなことではありません。

裁判にはお金も時間もかかります。実際に、この裁判は3年前のもので、長い時間をかけてこの判決になりましたが、控訴される可能性だってあります。そしたら高等裁判所、最高裁と…このストレスを味わうのでしたら、そりゃ数千円の違反金を払って終わらせた方が、って話になります。

実際にはもっとたくさん見にくい道路標識はあるのかなと思います。実際に、たまに樹木で見にくいような標識もありますよね。

もっとも道路標識というのも設置したのは何年も前で、その後いろいろ街並みも変わりますし、樹木だって季節によって葉っぱの付き方や、時間が経てば背の高さだって変わりますし、完璧な道路標識を維持し続けるというのは相当大変なことだと思います。

検挙にノルマはあるのか

これは昔から言われていることですが、警察官に交通違反を取り締まる検挙数にノルマがあるのでは、という話です。

警察官は公務員ですので、一般の営業職のようにたくさん契約したらお金が入る、みたいなことはありません。仕事してもしなくても…とは極端な言い方ですが、そういった営業利益によって収入が変わるような仕事ではありません。

今回の道路標識は、実際に裁判を起こした人以外にも大勢検挙されている場所のようで、わざと放置していたのでは、ということにも記事では言及されています。

ですが、実際に検挙にノルマはあるのでしょうか。

これはもちろん、ある!!ともない!!とも言いにくいような話題ですので、難しいところではあります。

ネットで検索すると、体験談としてノルマがあった、という話は多いですけどね。

こちらの記事には、言い方を変えたノルマについて書かれています。

やっぱりあった! 交通違反検挙ノルマ!【交通取締情報】|MotorFan[モーターファン]

財務省の予算に関する書類についての話です。

以下抜粋しますと

注目すべきは、なんといっても「平成29年度内閣府、総務省及び財務省所管/交付税及び譲与税配付金特別会計/歳入歳出予定額各目明細書」に記された「交通安全対策特別交付金」の歳入予定額。

この交通安全対策特別交付金と言うのは道路交通安全整備の経費として各地方公共団体に配分されるものだが、その財源は言うまでもなく、交通違反の検挙によって徴収される反則金であり、それは総務省による「交通安全対策特別交付金制度の概要」にはっきりと示されている。

とあります。つまり、反則金の予定金額が財源として含まれているということで、だいたいこれくらいの反則金はあるよね、ってことです。それすなわち、反則金のノルマ、とも考えることは、まぁできなくはないかもしれないですが…。

うーん、どうでしょうね。実際のところはどんな感じなんでしょう。