仕事上の責任はだれにあるのか、責任の適切な取り方とはどういうものなのか、これはどんな仕事をしていても関係のあることです。
兵庫県庁の事例
先日、こういった出来事がありました。
多額水道代で担当職員が300万円支払い 兵庫県知事「おわびする」(産経新聞) – Yahoo!ニュース
県の職員のミスで水道が出っぱなしになっていて、多額の水道料金が発生してしまったということ。
まぁこういった話はたまに聞きますね。
水道に限らず、なにかのミスで大きな損失が発生するケースはあるはずです。
しかし気になるのはこの次です。
なんと、その水道代の半分は兵庫県が、半分はそのミスをした職員が支払うということです。
まぁフリーで活動しているならば損失はダイレクトに被るのでわかりますけども、公務員として働いているのにそのミスをその個人が金銭負担するということが、この令和の時代になっても起きているのか。
むしろ公務員ではこれが常識?いや、そんなことはないですよね。
損失は全体で被るべき
たしかに凡ミスでなんらかのペナルティがあってもおかしくないとはいえ、300万円を個人に支払いをもとめるというのはどうなのか。
しかしこれ、人ごとではないということです。
自分だって何かのミスで300万円の損失をバンドで出すことだって、これから先は常にありえます。さすがにうちのメンバーはその損失を個人で払えとは言わないでしょうし、みなさんの職場も大丈夫だとは思いますけども。
しかし、表立ってないところでこういった形で個人に支払わせる職場なんかも、まだあるかもしれませんね。
こういった損失やリスクは全体で被るようにしていかないと、組織として難題にチャレンジすることはできません。
今回の水道代の件は、ミスを防ぐことはできたのではないかという議論もそれはそれでするとして、個人に半分ださせる以外になにか方法はなかったのかと、いろいろ考えさせられる一件となりました。