医療分野は年々新しい技術が登場しています。
昔だったらどうにもならなかったことも可能になっています。
その中でも再生医療については素晴らしい躍進を続けており、臓器なども昔は移植するしか解決しなかった医療も、臓器を作り出すことも可能になっています。
しかし、医療が進めど、なかなか解決しない問題もあります。
それが歯と髪です。
しかし、この歯と髪についても、先日ほぼ同じタイミングで興味深い報道がありましたので、紹介します。
歯も再生する
歯は残念ながら、再生しません。
折れてしまえばそれまで。虫歯で削って治療をしますが、皮膚のように勝手に修復してくれればと何度思ったことか。
そんな歯ですが、再生するかもしれません。
世界初、歯再生治療薬へ中和抗体開発 福井大学と京都大学などの研究チーム | 医療 | 福井のニュース | 福井新聞ONLINE
記事を読むと、どうやら歯が何度も生えてこないように抑制しているたんぱく質があるとのこと。これをちょちょいといじると、何度も歯が生えてくるようになるとか。
人間でも、歯がたくさん生えてしまう症状があります。逆に歯がない症状もあるらしく、それはこの歯が生えるかどうかを制御しているたんぱく質が原因ということみたいですね。
いますぐどうというものではないですが、将来的には失われた歯も再生できるようになるのでしょうか。
髪も再生する
髪の毛については、再生もなにもニョキニョキ生えてくるじゃないか、という話ですが。
ある一定ラインを越えると生えてこなくなります。ハゲです。
育毛剤はありますけども、毛生え薬というのは存在しないんですね。残念ながら。
生え替わりに重要な幹細胞 毛髪再生技術に応用へ―理研、臨床研究目指す：時事ドットコム
こちらによりますと、髪の毛を作り出す「毛包」のもとを培養し、それを人間に移植するという形になるみたいです。
毛生え薬とはちょっと違うかもですけども、これは人間にとって大きな一歩になることでしょう。
こちらの記事にも書いてありますが、髪の毛と歯は、人間にとってなきゃいけないものでもありません。とはいえ…！
今後の医療、期待したいですね。