先日から予約がスタートした、大規模接種センター。
この予約システムは重大な欠陥があります。
しかし、欠陥といえば欠陥でもあるのですが、これをどうとらえるかはそれぞれ。
大規模接種センターのシステムに”欠陥”
大規模接種センターの予約はWEBとLINEといったオンラインを活用したものになっています。
この予約システムに欠陥があることが明らかになりました。
架空の予約番号、架空の名前、架空の生年月日でも予約ができるということです。
今回は高齢者以上が利用できるのにも関わらず、高齢者じゃなくても適当な予約番号を入力すれば予約できてしまうということです。
なんでこうなるのか、という感じですが…
それもそのはずです。ワクチン接種の予約番号と紐づけられないからです。情報が共有されていませんからね。
また、紐づいていたとしても、そこで照合して予約を取り付ける形にしますと、システム上負荷がかかります。
大量の予約を受け付けるためには、できる限りシンプルなシステムにする必要があります。
予約番号の照合、本人確認は、当日会場で行えばOKとしたのかな。
まぁそれでも生まれ年、誕生日くらいはちゃんとやってもよかったのかなとは思いますけど。
報道はするべきだったのか
コロナのワクチン接種。大事なことです。
まぁ普通の人であれば、適当な予約を山ほどいれて業務を邪魔してやろう、なんて思わないですよね。
そもそも高齢者や予約券持ってる人じゃないと予約できないとあるんだから、わざわざ試してみよう、なんて気にもなりません。
普通の人なら。
普通じゃない人だって、そういった欠陥があると知らなかったら、やろうなんて気にはならないですよね。
でも知ってしまったらどうでしょう。
今回、これは報道によって明らかになったことです。しかしこの報道は適切だったかどうか、いろいろと意見が出ています。
たしかにこれは欠陥システムだと思っていますが、トータルの事情を勘案するに、これはこの状態でやるしかなかったと思っています。たぶん自分が担当者でもそうしていたと思いますし、自分が政府の人間ならそう指示を出したかもしれません。
そこを突っ込まれて鬼の首を取ったように報道するのは、どうかなと。報道したくなる気持ちもわかりますけどね。まぁそれが仕事だし。
いたずらが増えたかどうか知りたい
それともう一つ、今回の件が報道されたことにより、いたずら、嫌がらせの不正予約が増えたのかどうか、これはぜひ知りたい情報です。
今回のシステムは、日本国民がみんなそれなりにまともであれば、欠陥があったとしてもなんら問題はありません。
正直なところ、これでいたずらの予約がそれほど増えてないのであれば、けっこう日本国民ってまともだと思うんですよね。爆増してたら残念ですけど。
このあたり、民度を測れるいい指標になると思うんですけどね。