7月からAbemaTVでメジャーリーグの試合を見ることができるようになりました。
なんとなくそんなに長くないと思うんですけど、とりあえず今シーズンは見ることができそうですね。
AbemaTVがMLB放映権
以前はDAZNでメジャーリーグを見ることができましたが、現在はDAZNは撤退し、日本ではSPOZONEという有料サービスで視聴することができました。
今回はAbemaTVがSPOZONEと提携する形でMLBを放送することができる仕組みとなっているようです。
それにしてもSPOZONEはお客さんから有料課金しているわけですが、明確な差別化をしないと無料で見ることができるAbemaTVにお客さんが流れてしまいそうですね。
とはいえおそらくAbema側がSPOZONEにかなりのお金を流しているとも思われるので、それでもOKと踏んでの提携ということなのでしょうか。
現在はオオタニサン効果で日本でもメジャーリーグの関心が高まっていることもあり、今後のMLB配信も含め気になるところですね。
ただしAbemaTVもAbemaTVで、全試合を無料で見ることができるわけではありません。
AbemaTVとしてはまず知名度アップと、AbemaTVのライト層強化を図りたい思惑もあるのでしょう。
AbemaTVは攻めまくる
もともとAbemaTVは最初から攻めまくっていました。
赤字なんてなんのその。
今回のMLBの件もそうですが、かなり攻めています。
映像の収益化という意味では、三つの方法があります。
一つは広告収入です。多くの広告をユーザーに見せ、その広告料を貰うものです。
YouTubeやテレビはこの方法がメインです。
もう一つはチケット制です。
コンテンツ一つ一つを有料コンテンツにするものです。これをみたければいくら払う、というものです。
ライブのオンライン配信やスポーツの試合中継などと相性がいいです。いつも見るわけじゃないけど、この時だけ見たい、というものです。コロナ禍との相性は抜群です。
そして最後に、月額課金のサブスクです。
DAZN、Netflixなどはこういった収益モデルとなっています。
AbemaTVの面白いところは、この3つの収益モデルをすべて同時に行っているところです。やれることは全部やる、という強い姿勢を感じることができます。
コンテンツ内容も、他社と競合しにくいものをうまく選んでいます。MLB、声優、将棋など、万人向けというよりかは、確実なコア層を視野に入れているチョイスを一貫して続けています。
こういう姿勢を見せる会社は、好感が持てます。今後どこまで攻め切れるか、とても楽しみです。