ネット広告ビジネスの限界は近い、広告代理店に責任はあるのか


個人的にも興味があった裁判の判決が出ました。

賠償命令というものでした。

広告会社の責任

世間を大きくにぎわせた、漫画村の問題。

似たようなサイトも次々と登場しました。

こちらの漫画村は、海外のサーバーを経由し日本向けに展開されていたサービスです。

結果的に運営者も逮捕されましたが、さすがに時間もかかりました。

こちらの問題、もちろん著作権についてが一番の問題ではありますが、もう一つ別の問題があります。

それが広告収入です。

漫画村も、完全に慈善活動のつもりでやっているのであれば、こんなことにはならなかったかもしれません。

もちろんたらればですので、わかんないですけどね。広告ビジネスが存在していなかったインターネット黎明期でも、こういった違法サイトはありましたし。

ですが、こういった広告ビジネスが、不正サイトの後押しをしていることは間違いありません。

今回のポイントは漫画村がどうこうではなく、漫画村に広告を出していた会社に罪があるのか、というところがポイントでした。

結果、賠償命令が出されました。記事はこちらです。

海賊版サイト運営の「旨みなくなる」 漫画村に広告料はらった「代理店」に賠償命じた判決の意味(弁護士ドットコムニュース) – Yahoo!ニュース

これは海賊版サイト対策としては、大きな前進となる判決となるでしょう。

無理がある広告ビジネス

インターネットが広告ビジネスによって発展した点は、間違いありません。

しかし、そのためにやりたい放題になっている点は否めません。

YouTubeなどそれの最たるところで、音楽、映画、漫画など、YouTubeのシステム上の欠陥をつき、いくらでも稼ぐことができます。

こういうところ、どう解決していくのかが今後の課題です。

今回の漫画村の一例は、広告ビジネスの悪い面が凝縮されたような印象があります。

2022年になるこのタイミングで、インターネットもなにかこれから変わりそうだなという予兆を感じる出来事がいくつかあります。

こういった広告ビジネスの今後の在り方も、合わせて多くのアイデアがでてきそうな頃合いだと思います。