NAVERまとめが9月にサービス終了というニュースがありました。
これも一つの時代の節目かもしれません。
キュレーションサイトというメディア
インターネットには多くの情報があります。
その情報は各地に点在しており、検索エンジンによってたどり着くことができますが、それでもバラバラになっているものです。
そういったものをうまくまとめたのがキュレーションサイトというメディアです。
多くの情報をまとめる形で整理するということで、必ずしも情報自体にオリジナリティがあるわけではありませんが、情報を一元化することで一つのコンテンツのようになっています。
その一方で、あくまで引用のみで成り立っているキュレーションサイトですが、権利問題に抵触することも多く問題になりました。また、情報を恣意的にまとめることで印象操作も可能で、科学的、医学的な根拠のない情報がこういったところから広まるということも問題になりました。
情報の権威性
インターネットメディアにおいて、これまではとにかく検索エンジンがその根幹にありました。情報はユーザーが自分で取りに行く、ということです。しかしその構図が変わりつつあります。
それに合わせてか、Googleの検索エンジンもたびたび仕様が変更されます。実はアヤノ.メのアクセスは大半が検索エンジンからではありますが、この春からアクセスがかなり落ちました。検索エンジンの仕様がかわり、個人サイトの情報の優位性を下げているということが予想され、この現象は他の人にも見られるそうです。
同じような流れから、どこの誰かが書いた文章をまとめたキュレーションメディアはこれまではアクセスが集まりましたが、今後はそういったメディアの権威性が下がる可能性を見据えてのサービス終了というところもあるのかなと感じました。
比較的インターネット黎明期から触れていた自分にとっては、古い価値観のままいくとおいていかれそうです。情報メディアについてはユーザーとの関係性、情報のあり方などいろいろなものが変わろうとしているのかな、と感じます。