今回のウクライナの戦争に関し、民間が行う経済制裁が非常に特徴的だなと感じています。
これがある意味、今の時代らしいんだろうなとは思います。
民間の力が強まる
APPLE、FacebookなどGAFAもロシア国内で規制をしています。
FIFAはロシアを出場停止に、パラリンピックも土壇場でロシア、ベラルーシは出場できないことになりました。
北京パラ 開幕前日に急転 ロシア、ベラルーシを除外決定 IPCが中立選手許可を撤回(デイリースポーツ) – Yahoo!ニュース
FIFAにしても、パラリンピックにしても、最初は出場する方向で話が進んでいました。
しかしここにきての国際世論の影響からか、方向転換となりました。
スポーツと政治は別と言いますが、実際はそううまくはいきません。
自分は親ウクライナを表明しているものの、正直スポーツ好きとしてはここまでやるのかと感じているところもあります。
金融では特に強烈
APPLEとGoogleがそれぞれAPPLE Pay、Google Payをロシアで使えないようにしました。
ロシアはこういったサービスを鉄道で導入していますので、ロシア市民にも大きな影響がでています。
さらに、VISAなどクレジットカードもロシアで使えないようになりました。
ロシアでのクレジットカード事情はどんなものでしょうか。
これが日本だったら、かなり大きな影響があります。電気代、スマホ代の引き落とされないことになります。
加速している民間の制裁
ここ数日の動きを見ていると、こういった民間の制裁は加速しているように思えます。
実は、この動きに最近は警戒もしています。
なんと、ゲームでもロシア排除の動きがでてきました。
まあこちらはFIFAと連携しているから当然かもしれませんが。
こういった動き、どう捉えるかはそれぞれです。
しかし、しっかり考えていかなければならないのと、他人事でもありません。
民間の経済制裁は他人事ではない
国が行う経済制裁は、なんだかんだで国に依存するところがあります。
日本も経済制裁をしていますが、その責任は国にあります。
そのため、どこか僕らからは少し距離があります。自分がやっているわけではありません。
しかし民間だとどうでしょうか。
例えば、僕ら摩天楼オペラの楽曲は全世界に配信しています。サービスによってはロシアからでも視聴可能なはずです。
摩天楼オペラはロシアに楽曲を配信しているのか!あいつらは親ロシアだ!世界の敵だ!
という声がどこかから聞こえてのおかしくないわけです。
いやいや、とみなさんは思うでしょう。たしかに3月3日現在では大げさな話です。
今は規模の大きい企業、団体から始まっている、民間の経済制裁。
この動きがどこまで加速するのか。
世の中はグローバル市場。すべての会社、経済活動はロシアと関係しています。もちろん音楽も。
このあたりは、冷静に世の中の動きを見ていかなければなりません。
そして、ちゃんと考えていかなければなりません。
また、これはみなさんのお仕事、生活にも関係していることでもあることを、忘れてはいけません。