ちょうど読んでいた「AKB49〜恋愛禁止条例〜」という漫画を読んでいたのですが、ついに最終話までいってしまいました。
AKB48の2010年代前半の時期の話で、男子高校生がいろいろあってAKBのメンバーになるという話です。
読んでみるとなかなか面白くて、合わせていろいろ考えさせられる話でもありました。
ここからはネタバレも含みますので、これからこの作品を読みたいという方は気を付けてください。
ちなみにアプリで無料で読めます。
ここで前置き
一応自分の話を先にさせてもらえると、昔から言っている通りアイドルが好きです。
男でアイドルが好きというと女の子のグループが好きなのかなと思われそうですが、自分の場合は男女問わずアイドルが好きです。
自分が育った世代では、アイドルといえば、やはりジャニーズ。
その後モーニング娘。の台頭もあり、女性アイドルが再び盛り上がってきます。
ASAYAN世代としては、当時はアイドルがどうこうというよりかは、一つのエンターテイメントを作っていくようなムーブメントであり、とても刺激的でした。
2000年代後半からは地下アイドルも盛り上がってきて、関係者さんのつてなどもあり、小さなライブハウスから東京ドームまで、ちょこちょこといろいろなステージを見させていただいています。
その後は凄まじい声優ブームがスタートし、そちらもチェック。2.5次元ブームとともにそちらもチェック。最近はVTuberブームとともにそちらも、いやこっちは勉強中です。
前置きが長くなりましたが、男女問わず、ジャンルを問わず、キラキラしたステージが好きなんだと思います。
AKBに男性は入れないのか
今回読んだこちらの漫画は2010年から2016年までに連載されていたものです。
AKB49では、主人公のみのりは最後の最後で男性であることをファンに告白します。
しかしファンたちはそれを公言せず、その情報は広まることなくAKBを卒業しました。
という話になっています。
漫画を読み進めていく上で、自分はみのりが男性であることを告白した上で、それが広まった上でなおかつAKBでセンターをやるような展開にも期待していました。
こちらの作品は10年前のものです。
これが今だったら、どういった結末になったでしょうか。10年後だったら?20年後だったら?
男女問わず、キラキラしていてかっこよくて可愛くて、元気がもらえたらそれいいじゃない。
みのりがAKBにいてもいいじゃない。
と思うのですが、それは実際には難しいでしょう。10年後でも難しいでしょう。
男女の意識の差というのは、非常に根深いです。そう、近年高まるジェンダー論以上に。
刀剣乱舞の特典映像で女性スタッフの顔にモザイクがかかっていました。ラブライブやけいおんなんかは、男性キャラを意識して排除しています。
マーケティング的にはそれがむしろ正解だとも思います。
自分はけっこうフラットにエンターテイメントを見ているのですが、もしかしたらフラット過ぎているのかもしれません。
やっぱりAKBのメンバーに男がいたら、ファンは嫌がるものなのかなぁ。そんな世界線があってもいいのにな、と思うわけですが、きっと自分はプロデューサーには向いていないのでしょう。
AKB49、面白かった!