110番通報が映像でも可能に、警察のテクノロジー導入はどこまで可能か


危険運転や事故、火災、災害など、センセーショナルな映像は多くテレビでも取り上げられています。

昔はテレビ局スタッフが現場に駆け付けというところでしたが、今ではスマホであったり、監視カメラ、車載カメラに溢れる時代。

110番が映像でも

技術が変われば制度も変わるということで、興味深い試みが記事になっていました。

110番通報、映像でも 警察庁、10月から全国試行(産経新聞) – Yahoo!ニュース

110番通報はこれまで電話のみでしたが、これに映像も加わるそうです。

緊急時はたしかに映像付きでいろいろお話したほうがいいですよね。

緊急時なんだから電話する方だって平常ではないですし。

GPSも含め、こういう新しい技術は積極的に使っていってほしいですね。

テクノロジーと警察

実際に海外では眼鏡型デバイスを警察が活用する事例もあるようです。

視界を録画することが主な目的ですが、将来的には顔認証で、ということもあり得る話です。

プライバシーの観点から、例えば一般人が日常的にその辺の人を顔認証で特定するのは難しいと思います。

しかし技術的には可能なはず。

特定の捜査をする上で、警察官同士で顔認証の情報を共有しARグラスでチェックするとかもできそう。

中国でも顔認証を活用した捜査が話題になったことがありました。

指名手配されている顔情報を全国のARグラス、監視カメラと共有してしまうなんてこともできますね。

一般ユーザーはその人が指名手配かどうかはわかってしまうとちょっと危ないことにもなりかねないですが、警察にだけその情報がいく仕組みにもできますね。

まぁ実際に指名手配犯って張り紙がでているわけで、プライバシーという意味でもこういうのはけっこう実現も近そうですが。

でもこういう技術の導入は、法的な部分と照らし合わせる必要があります。

国によってこのあたりの解釈の度合いは異なります。

日本ではGPSひとつとっても、捜査で使うためには裁判所の許可が必要なようです。

技術的にはできるんだから導入してくれよ、と思っている警察官もいるかもしれませんね。

まぁ時代が変われば技術も変わり、このあたりの解釈もゆっくり変わってくるでしょう。

昔は全国民がカメラを持ち歩く時代が来るなど誰も思わなかったでしょうしね。