音楽の価値、その指標はさまざまです。その中で、売れ行きランキングというものがありますが、これもまたもちろん重要な音楽の価値を示す指標の一つであります。
「新曲ランキング」って必要? オリコン改革が突きつけた「現実」 音楽チャートの次に来るものは…(withnews) – Yahoo!ニュース
そのような中、昨今は音楽の多様化も進み、記事にもあるように「売れている順位」から「自分に合ったもの」を求める傾向があります。
音楽チャートの意味というのも、昔とは変わってきているのかもしれません。
バンドマンと音楽チャート
もちろんですが、CDを出せばオリコン順位が出ます。初登場は何位だった、翌日は何位だった、そんな話はもちろんCDを出すバンドマンだってしますし、ファンの方もしているかもしれませんね。
「2017年に売れたCDのタイトル一覧を見てもサビを一曲も知らない」
「いつの頃からか、オリコンチャートを気にしなくなった」
という人も多いかもしれません。
その一方で、例えばもしボーカロイドの音楽が好きな人がいて、他にも何かないかなと探すときに、ひとつのきっかけになるのは再生回数ランキングかなと思います。超コアでライブハウスでビビッときたものしか好きにならない、という人もいる一方、ライト層は音楽全体のランキングではなく、K-POP、ボーカロイド、アイドル、ヴィジュアル系など、枝分かれしたランキングを気にする、までいかずとも無意識に参考にしていることはあるのかな、とは思います。
自分の場合もそうですよ。
音楽の価値が多様化した現在でも、売れ行きランキングが無意味かというとそうでもないのかなとは思っています。
音楽の価値、音楽の権威
先程紹介した記事には、最後に音楽のアワード(賞)を創設すべき、とありました。アメリカはグラミー賞とかトニー賞とか、権威のあるアワードがいくつかありますね。日本でもレコード大賞というアワードがありますが、アメリカほどは盛り上がってない印象があります。
権威って難しいですよね。審査員に評価された音楽が良くて、そうじゃないのがダメなの?
先にいうと、こういうの好きなわけではないです。でも、こういう盛り上がりは良いと思う。
J-POP全体だと層が広すぎて、いまいちイメージしにくいというところもあるのかなと思います。本屋大賞みたいに、例えばライカエジソン全店の店員さんがその年に発売した売れた、ではなく良かったCDに賞を贈るとか、メタル雑誌バーンがその年に発売された国内のメタルアルバムに賞を贈るとか、そんな企画があってもいいのかなとは思います。こういうのって勝手に賞を贈ればいいと思うんですよね。摩天楼オペラのメンバーが勝手に摩天楼オペラ大賞を選んでどっかのバンドに贈るとか、そういうのの積み重ねだと思うんです。
とはいえ、個人的には昔から賞を取るために頑張る!!みたいな感覚が苦手でして、バンドコンテストとかちょっと嫌いなタイプではありましたけどね。
ヴィジュアル系大賞とか、やったらいいじゃない。審査基準なんて忖度なければ曖昧でいいと思う。業界盛り上げようぜ。