以前から注目していたフォートナイト戦争。
Epic Gamesが運営するフォートナイトがAppleに対抗する形で裁判を行い、GAFAの今後のあり方にも影響を及ぼす可能性があると考えられます。
結果的にはAppleが全面的に勝利したものの、今後の上告が予定されており、その行方が注目されています。
Apple税に対する考え方の変化
元々の問題は、Apple税が高いということから始まりました。
この事件をきっかけに、Appleは従来の態度を軟化させ、小規模なプロジェクトに対しては税率の引き下げが行われました。
また、Twitter BlueなどのApple税回避手法を堂々と行っている事例も見逃されていますよね。
Appleが強権的でなくなってきている理由として、世界的な考え方の変化やGAFAへの風当たりが強くなる中で、一部の企業が過剰な力を持つことへの懸念が高まっていることが影響していると思われます。
サイドローディングもあり得るか
パソコンのソフトウェアは誰でも配布できるのが当然ですが、スマートフォンのアプリはそれができません。
ヨーロッパでは、このような独占状況に対して厳しい姿勢を示しており、記事によれば、欧州限定でサイドローディング(アプリを任意の場所からダウンロードできる機能)が実現される動きがあると示唆されています。
世界の動向を考慮すると、これも当然の流れなのかもしれません。
フォートナイト戦争はAppleの勝利に終わったとはいえ、「勝負に負けて試合に勝つ」という状況が生じる可能性もあります。