これはXスペースの文字起こしをブログ化したものです。
今日は、最近話題になっている2つのニュースから、インターネットの抱える問題点について考えてみたいと思います。
メタ(Facebook)の詐欺広告問題
まず1つ目は、メタ(Facebook)で著名人になりすました詐欺広告が多発していることです。これを受けて、自民党はメタに対し、全ての広告を停止することも検討するよう要請しました。メタのような大企業には、社会をより良くしていく責任があります。利益追求だけでなく、ユーザーの安全を守ることも重要な役割です。メタは、日本のユーザーを軽視しているように感じられます。早急に、詐欺広告の排除に取り組むべきでしょう。広告ビジネスのあり方自体を見直す必要があるのかもしれません。
漫画村の運営者に対する賠償命令
2つ目は、海賊版サイト「漫画村」の元運営者に対し、東京地裁が約17億円の賠償を命じたというニュースです。漫画村による被害額は3200億円とも言われており、深刻な問題です。ただ、漫画村の運営を支えていたのは、広告ビジネスだったのではないでしょうか。違法サイトに広告を掲載し、収益を得ていた広告主にも、一定の責任があるように思います。広告ビジネスのあり方を改善することで、海賊版サイトを減らすことができるかもしれません。
サブスクリプションの可能性と課題
漫画業界では、音楽業界のようなサブスクリプションサービスがまだ広がっていません。出版社が、漫画家の収入を守るために、サブスクに慎重なのかもしれません。しかし、適切な価格設定と収益分配モデルを導入できれば、サブスクは海賊版対策になるはずです。NFTのような新しい技術を活用することで、漫画家の利益を守りつつ、読者の利便性を高められるかもしれません。強いリーダーシップを持った企業や個人が、出版社の垣根を越えて、新しいビジネスモデルを作っていくことを期待したいですね。
インターネットは、私たちに多くの恩恵をもたらしてくれました。しかし、その一方で、詐欺や海賊版といった問題も生み出しています。広告ビジネスのあり方を見直し、新しい技術を活用しながら、持続可能なエコシステムを作っていくことが求められているのだと思います。一企業や一個人の力だけでは難しいかもしれません。業界全体で知恵を出し合い、協力していくことが大切ではないでしょうか。インターネットの可能性を最大限に引き出すために、私たち一人一人が問題意識を持つことから始められそうです。