QUESTIONより:彩雨さんの考える死後の世界


QUESTIONより

あやめさんは死後の世界はあると思いますか? 私は最近生きてるの疲れたなと思うことがよくあるんですが死後の世界もよくある天国と地獄ではなく、同じような世界があって死んでも同じように生きる(死んだのに生きるって変な表現ですが)なら生きていても変わらないかって思いながらやり過ごしてます。


死というのはだれにでも訪れるものです。この人類一万年の歴史で多くの人がこの死を乗り越えようと不老不死を目指し冒険、研究を重ねてきましたが、残念ながらその甲斐もなく、なんとこれまで人類の致死率は完全な100%、これはまぎれもない恐怖の数字です。

死後の世界はあるのか

死後の世界、これは実に興味深いテーマです。そして、死後の世界については多くの物語でもテーマになっています。おどろおどろしい話もありますが、今は『鬼灯の冷徹』をずっと見てるので、そういうファンキーな死後の世界に期待してしまいます。

人は死ぬということがとても怖いので、死んでも極楽浄土へ行くとか、天国へ行くとか、そういう選択肢を宗教によって与えられ、安心して日々を暮らせるのであります。

死後の世界については、研究もたくさん行われていました。あのエジソンも晩年は亡くなった人と電話をする方法を研究していたなんて話もあります。目に見えない電波に乗せてメッセージを送れるのだから、同じように目に見えない死者の霊とも交信できるようになるのではないか、と考えるのはむしろトンデモ理論ではなく、当然のことかもしれません。残念ながら、現在は死者の霊とコミュニケーションを取る機械はなく、イタコにお願いするしかありませんね。

質問者さんの考えるように、天国でも地獄でもなく、同じような世界があって同じように生きている可能性もありますね。生きているのにすぐ疲れてしまう人は、死後の世界に行ってもすぐ疲れてしまうかもしれません。

死んだらどうなるのか

今の宇宙の法則ですと、やはり魂や霊、死後の世界というのは説明しにくい性質があるように思えます。正直なところ、自分自身は死後の世界についてはやはり否定的であり、死んだら無に還るだけ、と考えています。無に還るというのは文字通りなにもなくなるということであり、楽になるということではないし、先に亡くなった人と会えるわけでも、これから亡くなる人を待てるわけでもないと考えています。

しかしいつぞやのブログでも書いたように、物事というのは観測されて初めて存在するので、正直わからないというところに落ち着くわけです。

多次元の宇宙、パラレルワールド、幽体離脱、面白い話もたくさんありますが、死後の世界もまた別世界の話なのでしょう。こういった話はとても興味がありますし、絶対にないとは言いません。しかし観測できる方法がない以上、結局はファンタジーで終わってしまいます。実に悩ましい問題です。