これはスタエフの文字起こしをブログ化したものです。
Chapter 1: 住所入力ミスを解決する革新的サービス
日本郵便が導入を決めた「デジタルアドレス」は、まさに「ありそうでなかった」画期的なサービスです。従来の長い住所入力の代わりに、7桁の英数字を入力するだけで荷物が届くようになります。
これまでのネット通販では、郵便番号を間違えたり、マンション名は入力したのに部屋番号を忘れたりと、住所入力のトラブルが絶えませんでした。デジタルアドレスなら、7桁の番号だけで正確な住所情報が自動割り当てされ、入力ミスも大幅に削減できます。
Chapter 2: 普及の鍵は他社の参入
現在は日本郵便の公式システムでのみ利用可能ですが、真の利便性実現には他社の導入が必要です。
楽天が前向きな姿勢を見せており、日本郵政との業務提携もあることから導入が期待されます。楽天やYahoo!ショッピング、Amazonなどの主要ECサイトで利用できれば、ネット通販の利便性は飛躍的に向上するでしょう。佐川急便やクロネコヤマトの対応も実現すれば、配送業界全体の効率化にもつながります。
Chapter 3: インターネットドメインと同じ仕組み
この仕組みは、インターネットのドメインシステムと本質的に同じ発想です。ウェブサイトは本来IPアドレス(数字の羅列)でアクセスしますが、覚えにくいためドメイン名で転送するシステムが構築されています。
デジタルアドレスも同様に、複雑な実住所の代わりに短い番号で配送先を指定する転送システムです。既存の成功したシステムを物理配送に応用した理にかなったアプローチと言えるでしょう。このサービスが普及すれば、日本の物流インフラがより便利で確実なものになることが期待されます。