もはや登山ではない?中国の「無痛登山」ブームに、僕が見る22世紀の“人類の姿”


これはスタエフの文字起こしをブログ化したものです

「お姫様だっこロボット」「山肌の巨大エレベーター」「歩行支援スーツ」
中国で今、「無痛登山」と呼ばれる、疲れない山登りが大ブームになっているそうです。

歩行支援ロボットをレンタルすれば、階段もスイスイ。巨大エレベーターに乗れば、わずか88秒で標高320mの絶景スポットへ。これ、もはや「登山」と呼べるのか?という議論はさておき、僕はここに、僕ら人類がこれから直面する、ある「未来の選択」の姿を見たような気がしました。

「拡張」するか、「自然」のままか。僕が描く3つの人類

僕が今書いている『AIバンドマンの最期』の世界には、3つの異なる生き方を選ぶ人類が登場します。

  1. バース(Birth): 生まれながらの姿のまま、身体に一切手を加えない人々。
  2. エンハンス(Enhance): 身体を「拡張」した人々。例えば、老化を遅らせたり、失った身体機能を取り戻したりと、科学技術で自らをアップグレードした人々。
  3. アンドロイド(Android): 見た目は人間そっくりですが、AIを搭載した完全なロボット。

今回の「無痛登山」は、まさにこの「エンハンス」的な考え方の入り口だと思うんです。
今はまだ、体を改造するというよりは、「乗り物」や「外部のスーツ」という意味合いが強いかもしれません。でも、この流れは、これからもっと僕らのリアルな生活に入り込んでくるはずです。

今の0歳児が直面する「150歳まで生きるか」問題

2040年頃、人類は本格的な高齢化社会のピークを迎えると言われています。
その頃には、アンチエイジング技術や医療技術の進歩によって、多くの人が年をとっても健康で、元気に活動できる社会になっているでしょう。

そして、その先にあるのが、「身体拡張」という選択肢です。
「今のまま、自然に90歳、100歳で寿命を迎えるのが人間らしいのか」
「それとも、科学の力で身体を拡張し、150歳まで健康に生きる方が幸せなのか」

今の0歳児たちが70歳、80歳になる頃には、この選択が、ごく当たり前の悩みとして、彼らの目の前に突きつけられることになるかもしれません。

これって、とんでもなく壮大で、でもすごくリアルな話だと思いませんか?
僕が今0歳だったら、自分の子どもに「君が生きていく22世紀は、そんな時代になるかもしれないんだよ」なんて話をしてみたい。22世紀をその目で見ることができるなんて、本当に羨ましい限りです。

今回の「無痛登山」ブームは、そんなSFのような未来が、もうすぐそこまで来ていることを感じさせてくれる、面白いニュースでした。
僕らはその時、どんな選択をするんでしょうね。未来を想像するのは、本当に楽しいです。