これはスタエフの文字起こしをブログ化したものです
いやー、これはまた面白いアプリが出てきましたね。X(旧Twitter)の創業者が作ったらしいんですが、なんと「インターネットを使わずにメッセージのやり取りができる」というシステムなんです。
「え、どういうこと?」って思いますよね。
僕も最初、どういう仕組みなんだろう?と思ったんですが、これがまた、目からウロコの発想なんです。
近くにいる“誰か”のスマホが、メッセージを運んでくれる
僕らが街を歩いている時、周りにはたくさんの人がいますよね。そして、そのほとんどの人が、スマートフォンを持っています。
このアプリの仕組みは、その「近くにいる誰かのスマホ」を、バケツリレーのように経由して、メッセージを目的地まで届ける、というもの。まさに、知らない人同士による「人間伝言ゲーム」です。
自分のスマホから、近くにいる人のスマホへ。その人が移動して、また別の人に近づいたら、その人のスマホへ…。これを繰り返して、最終的に相手にメッセージが届く、というわけです。
なぜ今、このアプリが必要とされるのか
「なんだか怪しいシステムだな…」
そう思う人もいるかもしれません。でも、このアプリが今、海外で急速に広まっているのには、非常に切実な理由があります。
それは、政府によるインターネットの遮断です。
例えば、イランで起きたような、政府が国民の声を封じ込めるためにインターネットを遮断する、という事態。こんな時でも、このアプリを使えば、人々は連絡を取り合うことができる。「今、ここで、こんなひどいことが起きている」という情報を、世界に発信することもできるかもしれない。
国のコントロールを受けずに、人々の繋がりを維持する。
このアプリは、そんな「自由のためのツール」として、今、世界中から注目されているんです。
実は身近にある「すれちがい通信」技術
この「近くの人と通信する」という技術、実は僕らの身近にも、すでに使われています。
一つは、コロナ禍で導入された接触確認アプリ「COCOA」。
近くにいた人が陽性者だった場合に通知が来る、あのシステムです。あれも、近くにいる人のスマホ同士が通信することで、濃厚接触の可能性を検知していました。(まあ、日本ではあまりうまく機能しませんでしたが…)
そして、もっと身近なのが、Appleの「AirTag」。
AirTag自体はインターネットに繋がりませんが、近くにある不特定多数のiPhoneを経由することで、自分の持ち物の位置を特定することができます。これも、今回のアプリと全く同じ原理です。
日本での活用法は?災害時の「命綱」になるかもしれない
じゃあ、この技術、日本でどう活用できるでしょうか。
日本政府が、いきなりネットを遮断する、なんてことは考えにくい。でも、僕が真っ先に思い浮かんだのが、災害時です。
大きな地震で通信インフラがダウンしてしまった時。このアプリがあれば、家族や友人と連絡を取り合ったり、救助を求めたりすることができるかもしれない。まさに、災害時の「命綱」になり得る技術です。
もちろん、山奥など、周りに人がいない場所では使えませんが、都市部であれば、かなり有効なはず。
発想としては本当に面白いし、日本でも、もっとこの技術が注目されてもいいんじゃないかな。そんなことを思った、今日のニュースでした。