吉野家が8年ぶりの赤字となったそうです。
ついこの間も第一号店を閉鎖することで話題になっていましたね。(こちらは営業悪化が原因ではなく、築地市場の移転が理由ですが)
従業員を減らす流れは避けられない
コンビニでも同じことが言われていますが、経営には従業員への給与が必要になります。最低賃金の引上げや労働基準法などもかなり昔に比べてしっかりするようになっています。これは労働者にとってはとてもありがたいことです。お店側としては、従業員に対して少ない給料で馬車馬のごとく働かせることはできないからです。
しかしそうなると、お店側としては経営の中でどうにかうまくやりくりしていかなくてはなりません。そうなると、やはり少ない従業員でどうにかできる方法を模索する流れになります。
吉野家は4割をセルフ方式に変えるそうです。牛丼屋は、セルフ方式のところとそうじゃないところがあります。最近はセルフ方式をとっているところもでてきたような印象もありますね。
個人的にはセルフ方式も自然な流れですぐ受け入れられると思います。マクドナルドやライトなコーヒーチェーン、立ち食いソバだってセルフ方式が一般的です。牛丼もセルフ方式になってしかるべきでしょう。
そのうち、自分でご飯などを好きな分だけ入れるようなセルフスタイルの牛丼屋もできたりして?
キャッシュレスも後押しに
キャッシュレス化も従業員削減を後押ししています。吉野家は料金はレジで後払いで、松屋は先払いです。松屋のほうがこういったキャッシュレス化にも柔軟に対応しているイメージもありますね。
レジという概念も、こういったファストフード店ではなくなるときもあるのかなと思います。
例えばスマホに吉野家アプリが入っていて、そこでほしいものを選択してQRコードを生成して、どこかにかざせばそれで注文が通り、オートでiTunes経由で決済されるとか、そんな感じです。
無機質といえば無機質ですけどね。
マクドナルドのスマイル0円のような文化も、なくなってしまうのはちょっとアレですけど、まぁそういう流れにはなっていくのかなと思います。早い、安いがモットーである限り、そこは避けられないかなと。
タッチパネルの注文もすでに一般化されてきましたし、これまでバイトがやっていた飲食店の多くの仕事が機械化されています。こういった吉野家やコンビニの例は、テクノロジーと生活がダイレクトに密着しているところで、とても興味深いですね。
そのうちバイトするところなくなっちゃう?なんてことは杞憂でしょう。その都度新たなニーズは生まれてくるものです。とはいえ、形態は変わっていくことになるでしょうね。