2016年に、日銀はマイナス金利を導入しました。
これはかなり衝撃的な出来事でした。
とはいえ、それももう昔の話。
なんかもう忘れかけている感じもします。しかし、水面下ではやはりいろいろ動いているようです。
一般ユーザーもマイナス金利か
普通、銀行にお金を預けると利子がもらえます。
マイナス金利になるということで、じゃあこの利子がマイナスになるかというと、そういうわけではありませんでした。
しかしそれもこれまでの話です。
2年前、ブログでこんなことを書きました。
やべー、彩雨さんの預金が減る一方…なんて最悪のシナリオがありえる理由
そこにはこう書いてます。
さて、今後はどうなっていくのでしょうか?わかりませんが、もしかしたら銀行が預金者から手数料を取る?なんてことにもなったりして…?
キャッシュレス化すると、ますます全国民はどこかに必ず自分のお金を預けなくてはならない事情になります。普通預金まで利子がマイナスになるというのはなかなか想像できませんが、なんらかの手数料という形でお金を抜かれていく可能性はありますよね。
あれから二年、どうやら半分冗談で書いたこの内容が、実現される可能性がでてきました。
まあこれも仕方のない話かもしれません。
しかしもしこれから先に物価上昇率がゆるやかに上がっていく状態で、こんなマイナス金利までやってきてしまったら、口座にいれておくのは実質のマイナスになるわけです。
資産は何も考えずに口座にいれておけばいい、というわけにもいかなくなります。
とはいえ、なにかに移せばそれはそれでリスクもありますし、逆にリターンもあるかもしれませんが、否が応でもこういったことを考えていかなくてはならないことになっていきそうですね。
根強い反対論も
しかし、銀行内にもこの口座維持手数料について反対意見も多いといわれています。
こういった最初の一歩がきっかけで、将来的な銀行離れを加速させる可能性があるからです。
極端な話ですが、預金があるとして、それを普通口座にいれておくだけでは少しずつお金が減ってしまいます。
ですが、今はそれを必ずしもキャッシュで保管する必要もないわけです。
極端な話ですが、SuicaとかPayPayとか楽天とかで小分けにしてポイントに変えて、それを生活の中で少しずつ使っていくのだっていいわけです。銀行で手数料がかかったとしても、Suicaにお金をいれておくことに手数料はかかりませんよね。
なにも株などに投資をすることだけが資産を移すというわけではない時代になってきています。
こういった電子マネーもまた、銀行が銀行としての機能を他業種へ移しているようにも感じます。
まぁこの手数料がどういう形でかかるのか、もしくはかからないのか、まだなにも決まってないことですけどね。
そういったところも含め、2020年代のお金の管理の仕方はちょっと変わってきそうな気もしています。