大容量ファイル転送サービス、バンドマンなら一度は使ったことがあるでしょう。
昔は数十メガまでしか対応していませんでしたが、現在は数ギガくらいは簡単に送ることができるようになりました。
メールでは添付できないような大容量のデータを簡単に送り合うことができるので、とても便利なサービスの一つです。
宅ふぁいる便が情報漏えい
先日、宅ふぁいる便が情報漏えいがあったというニュースがありました。なんと480万人分のメールアドレス、住所氏名、職種、パスワードなどが流出したとのことです。その人数もさることながら、データが全く暗号化されてない状態であったことも大きな問題になっています。
自分の場合はだいたいGigaFileかfirestorageを使うんですけど、そういえば以前は宅ふぁいる便も使ってましたね。そしてしっかりとお客様の情報が漏れました的なメールがきました。480万件の一つでしたね。
今回、さらに問題となったのは、退会者の情報も漏れたことです。
退会してもデータは削除されてなかったということで、退会すれば安心というわけではないところがこのIT時代の個人情報って感じがします。一度入力したデータは消えないのです。(もちろん、ちゃんと消してるサービスも多いかとは思いますけど)
今回は宅ふぁいる便で起きた問題ですが、他人事ではありません。
さらに個人情報だけでなく、宅ふぁいる便で送られているデータも攻撃者が参照可能である可能性もあるようです。
どんなデータをやり取りしているかは人によるでしょうが、自分の場合は音楽データになります。職種によっては名簿など個人情報をやり取りしている人もいるかもしれません。そうなればさらに多くの個人情報が漏れてしまうことになります。
仕事でのデータ転送
最近は仕事レベルですと、そういった無料サービスは徐々に使われなくなって来ている流れがあるようです。
自分のような個人仕事ですとよく使っているような印象もありますが、企業ベースのやり取りですとデータは違う有料サービスで送られますね。キングレコードもここ数年は徹底されてまして、まぁぶっちゃけダウンロードするのがちょっとめんどいんですが、しっかりしてます。
会社によってはUSBメモリでのデータのやり取りを禁止にしているところもあるくらいで、こういったデータの管理は、個人情報が一つでも漏れたら会社として致命的なことになってしまうほど、管理が難しい時代となっています。
とはいえ、実は宅ふぁいる便にもビジネスプランもありますし、
オフィス宅ふぁいる便は、年間延べ約7300万人が利用する宅ふぁいる便ファミリーの中でも、企業向け利用に最適な、 高セキュリティ環境や情報漏洩対策を完備した、企業向けファイル送受信サービスの決定版です。
と表記されているので、今回の一件はちょっと厳しいものになってしまいましたね。
このブログでも情報漏えいについては何度か話題にだしていますが、どんな大企業でも個人情報は漏れてます。情報管理は本当に難しい時代になっています。