QUESTIONより:なぜ悪い噂や批判ツイートはすぐ拡散するのか


QUESTIONより

悪い噂や批判的ツイートはすぐ拡散で広がるのに、良い事や告知ツイートってそこまで広がらない印象です。悪い事に目がいってしまったり、人の心理がそうさせてるのかな…と考えてたんですが、彩雨さんはどう思われますか?


たしかにそうかもしれません。

悪いことに目が行くという可能性もありますけど、それだけではないように思います。

音楽関連のニュースでも、解散!!とかのツイートの方が、結成!!とかのツイートより多く出回りますよね。

負のエネルギーは瞬発力が強い

やはり心理的には、負のエネルギーの方が強いのかなと思うことがあります。

トータルの総力ですと同じかもしれませんが、負のエネルギーの方がその瞬発的なエネルギーは強いものです。

SNSは瞬発力をメインとする媒体ですので、正のエネルギーより負のエネルギーの方が瞬発力を活かしやすく、拡散しやすいのかなという印象があります。

これはSNSだけではなく、株価などの相場にも表れていて、買うことをロング、売ることをショートといいます。

買うのは長く持っていていいということでロング、売るのはすぐに手放すという意味でショートという意味なのですが(これは別の理由もあります)、買う方、つまり上がる方はじわじわと上がり、売る方、つまり下がる方はすごい勢いでストンと下がることが多いのです。

これも同じように、負のエネルギーの方が瞬発性が高い、ということなのかなと思うわけです。

不思議なものです。内在的な心理の問題もあるでしょう。

人は、批判するのが好き

これは仕方がありません。人間ですから。

人は、なにかの悪口を言ったり批判したりするのが好きなのです。

これは今に始まったことではありません。きっと人が人の形をしたときからそうだったのだと思います。

昔は批判だったり悪口だったりというのは、それこそ学校とか近所の人とか狭いコミュニティの中だけで行われており、週刊誌やテレビなどもそういったものを全国の人と共有してスッキリするようなところもあったのかなと思います。

今はそれがSNSを通じて誰でも批判できる状態になり、逆に誰でも批判される状態となりました。

こんなにもノーリスクで人の批判をしまくれて、さらにそれを知らない誰かと共有できるなんて、ある意味パラダイスですよ。

でも逆に、やられた方は地獄です。天国と地獄が共存している世界、それが現在の社会です。

正エネルギーでの拡散は本当に意味がある

とはいえ、いいことでも拡散されている情報もあります。

これは本当に意味のあることです。すさまじいエネルギーを内包しているわけです。

本当はそういう情報こそたくさん目につくといいんですけどね。

負のエネルギーに満ちたツイートを見ると、自分でも気づかないうちに負のモードになっていきます。負のエネルギーは伝染するのです。

きっといつも負のエネルギーに満ちた人のタイムラインを見たら、フォローしている人そんな人ばっかりなんだと思います。

AIが発達してネガティブフィルターをSNSにかけられるようになれば、世の中はもっと平和になるかもしれません(笑)