いろいろ年度末、3月31日です。
まぁ土日の年度末ということで、金曜日の段階で仕事上の書類をまとめて終わっている方も多いことでしょう。
今年度もみなさまお疲れ様でした。
バンドマンと年度末
バンドマンには年度末は関係ありません。
といいたいところですが、厳密にいうと関係あります。
というのも、バンドマンはバンドメンバーだけではなく、多くの人たち、多くの会社と一緒にプロジェクトを進めているからです。
その会社が年度末が関係あるので、例えばリリースのタイミングやイベントのタイミングなどで年度末にしよう、年始にしよう、ということはないわけではありません。
とはいえ、他の職業よりかはあまり関係ないかもしれませんね。
なぜ3月、4月が年度の区切りなのか
では、なぜこの時期、3月末と4月で年度が区切られるのでしょうか。
きりよく1月とならなかったのにはどのような理由があるのでしょう。
現代こそ工業が強い日本ですが、明治時代はまだまだ農業がメインで、稲作が盛んな国でした。
そのため、税金を収めるためには農家はコメを収穫し、それをお金に変えて収めるかたちとなります。
明治初期はころころと会計年度が変わっていたようで、最終的に4月に統一されます。諸説ありますが、米農家がコメをお金に変えて納税できるタイミングとして4月が最適だったから、という話もあります。
明治時代とともに始まった年度、という考え方。
これまで1月に統一したほうがいいのではという話がでたことはありましたが、多くの法制度とともにシステムが出来上がっているため、変更は難しかったようです。
年度と学年が1日ずれている理由
さて、学校の学年というのは不思議なルールがあります。
4月1日生まれは早生まれとなります。2月生まれ、3月生まれの人たちと同じ学年です。
4月2日から、学年が切り替わります。
ですが、年度は3月31日で切り替わります。これは学校もそうです。
これは非常にややこしいのですが、年齢という概念に関係します。
まず、小学校に入る年は法律で決まっています。学校教育法という法律です。
そこには「満六歳」で、と明記されています。
では4月1日生まれの人は、どの時点で満六歳になるのでしょうか?
これもまた法律で明記されています。それが前日の24時です。
つまり3月31日の24時です。ややこしいところですが、法律上はまだ3月31日、年度は変わっていません。
つまり年度が切り替わって満六歳というのは、4月2日に生まれた人が最初、ということになるわけです。
ややこしいですが、けっこう細かいところまできっちり法律で決められているものなんですね。
明日から新年度、また1年間、がんばりましょう!!