Netfrixのオリジナル映画はアカデミー賞から除外?映画や音楽の線引きはどこから


NetflixやHulu、Amazonなど、多くのネット動画配信サービスがあります。

以前はテレビ番組や映画のデータを流す形で収益をあげていましたが、現在はどこも独自作品にも積極的に力をいれています。

テレビや映画顔負けの面白い作品も多く、世界的にも話題になっていますね。

アカデミー賞から除外か

そんなネット動画の作る映画ですが、アカデミー賞の対象から除外すべきという声が上がっています。

こんなうわさ話から、アメリカはもし除外することになればそれは独占禁止法違反だと、いち早く釘を刺しています。

実際のところどうなるかはわかりませんが、この根っこにはそもそも映画とはなにか、というところにもつながる話です。

映画館で放映されてない映画を映画と呼ぶのか、そういうことです。

自分としてはこのあたり難しい問題だなと思っていて、自分自身も映画館で見ることもあればテレビやタブレットでも映画を見ますし、もし映画館で放映されないものは映画じゃないというのであれば、自宅で映画を楽しむ人は映画ファンじゃない、みたいなちょっと排他的な意見にも聞こえてくる感じもするんですよね。

この辺も含めて、ネットのオリジナル動画ってのもますます国内外で大きなメインストリームになりそうな予感もしています。

自分自身は映画の作り手ではないのでわからないですが、作り手の方はこのあたりどんなふうに考えているのか、ちょっと聞いてみたいものです。

音楽だとどうなんだろう

例えば日本では日本レコード大賞というものがありますが、あれって音楽をCD化してなくて、配信でしか出してない場合はノミネートされるんですかね。

この辺気になるところではありますが、今回の映画の件は音楽だとそういう感じなのかなとも。

CD化されてないのにレコード大賞って…って日本ではなりそうですが、まぁ日本がCD文化が強いので、そういう事態にそもそもならないかもしれません。

ちなみにアメリカのグラミー賞はCDになってない音源でもちゃんとノミネートされるようになっています。

線引きはどこから

音楽でもCDにしないと音楽じゃない、くらいに考えている人もいると思います。映画も同じように映画館で放映されなきゃ映画じゃない、と考える人も多いでしょう。

作品の本質的なところに関しては媒体がなんであろうと変わらないというのが自分の持論ですので、個人的にはそういう線引きの仕方はしないんですけど、でもそう考える人がいてもいいなと思ってます。

今はいろいろ多様化しているので、こういった線引きもあいまいなものになっていってます。そのあたりも含めて、今回のアカデミー賞の一件も注目してみたいものです。