今日は「世界宇宙旅行の日」ということで、ガガーリンの「地球は青かった」をおさらいしよう


今日4月12日は「世界宇宙旅行の日」です。

別にこの日に宇宙旅行に行こうとかそういうわけではなく、この日に世界で初めて宇宙へ人が向かったことにより、そう制定されたのです。

地球は青かった

あの有名な「地球は青かった」という名言は、1961年のこの日に発せられました。

世界で初めて宇宙へ行った人はロシアの軍人、ガガーリンです。

身長は低く160センチもなかったそうです。ですが、この低身長であることが世界初の宇宙飛行士へと選ばれた理由でした。それだけロケットが小さかったということです。

ガガーリンは実際に大気圏外へでて地球を回り、無事に帰還します。

当時の報道では飛行船と共に着陸したとあったようですが、実際には高度7000メートルからパラシュートで降りたことが明らかになっています。

後に判明した理由は、当時だと高度7000メートルからパラシュートというとトラブルとしてみなされ、成功ではないとされてしまうからと言われています。

また、ガガーリンは飛行中に昇進の連絡を受けたと言われています。これも理由があって、どうやら最初から生きて戻ってくれる可能性は低かったので、二階級特進ということだったみたいですね。今では考えられないような飛行ですね。

さてガガーリンは「地球は青かった」という言葉をのこしています。実際には「空は非常に暗かった。一方、地球は青みがかっていた」という発言だったそうです。

この言葉と同じように「神はいなかった」という有名な発言もあります。

Wikipediaによると、こう記載されています。

宇宙から帰還したガガーリンの歓迎パーティにロシア正教のモスクワ総主教アレクシー1世が列席しており、ガガーリンに尋ねた。

総主教「宇宙を飛んでいたとき、神の姿を見ただろうか。」
ガガーリン「見えませんでした。」
総主教「わが息子よ、神の姿が見えなかったことは自分の胸だけに収めておくように。」
しばらくしてフルシチョフがガガーリンに同じことを尋ねた。総主教との約束を思い出したガガーリンはさきほどとは違うことを答えた。

ガガーリン「見えました。」
フルシチョフ「同志よ、神の姿が見えたことは誰にもいわないように。」(レーニン主義は宗教を否定している)

つまり、まぁこの話は風刺というか、ジョークだったわけですね。

ガガーリンは当時はまだ若く、もう一度宇宙へ行きたいと考えていたそうです。その後、飛行訓練中の事故で34歳の若さでこの世を去るのです。

有人飛行は間もなく

先日もブログに書きましたが、有人による月や火星の調査はまもなく行われます。

ガガーリンの時代から半世紀以上たちますが、宇宙開発の今後に大いに期待したいところです。