新紙幣は外国人意識のデザインに…それでも5円玉に数字の「5」がない理由


先週は新しいデザインの紙幣・硬貨が発表され、大きな話題になりましたね。

3Dホログラムなどを使った最先端技術を集めた紙幣、二色使いの500円玉など、どんなものなのか早く手に取ってみたいものです。

外国人を意識したデザイン

さて新しいお札のデザイン、見ると気づくことがあります。

これまでの漢字で書かれた「千円」と数字で書かれた「1000」が逆になっています。

漢字よりも数字のほうが目立つようなデザインになっているわけです。

この背景には外国人にその方がわかりやすいから、と外国人を意識したデザインであることがわかります。

しかしそれであるがゆえに、なんか外国のお札っぽい?と感じる人も多いようですね。

自分もこれについては慣れてないせいもあるでしょうが、やや違和感を感じています。

とはいえ、すぐ慣れるでしょうけど。

5円玉は変わらない

硬貨ですと500円玉は変わりますが、5円玉は変わりません。

小額硬貨を変えると大掛かりになってしまう、みたいな理由で変えないみたいです。

日本には多くのコイン、紙幣が流通していますが、5円玉は特殊です。

穴が開いているというのもそうですが、実は5円玉だけ数字の「5」がないのです。

5円玉は1948年に登場し、ややマイナーチェンジはしているものの、大きくデザインは変わることなく現在にまで続いています。

数字の5が使われてない理由ですが、調べてみると明確な理由はないそうです。たまたま、ということですね。

外国の人にとってはわかりにくいかもしれないですが、現状は変える予定もないそうです。

基本的に高額である500円玉はデザインを変更せざるを得ないのですが、それ以下の小額硬貨についてはよほどのことがない限り大きなデザイン変更はないそうです。

なにげにもう70年も同じデザインってのも、すごいものですね。