京大の講義でニコ生風の授業、というのがニュースになっていました。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190412-00000008-jct-soci
なるほど、これはなかなか斬新な講義ですね。
参加型がテーマ
ニコニコ動画というのはとても画期的なシステムで、インターネットの歴史の中で世界的に見てもとても特徴のあるサービスを展開しました。
これまでは動画コンテンツは一方的に制作側から視聴者へ流すという構図でした。しかし、ニコニコ動画は視聴者がコメント投稿し盛り上げ、参加するという新しい方向性を示しています。
現在はYouTubeやAbemaTVといった動画コンテンツもコメント機能を取り入れていまして、さらにはTwitterと連携させながらのテレビ番組など、テレビにもこういった流れを感じることができます。
参加型講義のあり方
これにはいろいろな意見もあるでしょうが、試みとしては面白いです。講義は一方通行になりがちですからね。
学生としても、手を挙げて声を発して参加するよりも、講義の最中にコメントを書くほうがハードルは低いですよね。匿名ですし。
また、どんなコメントが流れるか、それにどんな風に答えてもらえるかなど、学生自体もより講義に入り込めるような感じもありそうです。
ただ、これは学生の質と教授の質、両方の高さが求められますね。
エンターテイメントも参加型に
前回のトークイベントでも同じような話をしましたが、こういったニコニコ動画のコメントやTikTokのような動画コンテンツなど、ユーザーが参加するエンターテイメントというのが一つのトレンドになっています。
映画でも声を発していいような応援上映のようなスタイルがありますが、あれも同じようなことです。
一方的にエンターテイメントを発する側、受ける側と別れる時代から、ユーザー自体がどうエンターテイメントに参加できるのか、これが次の時代を読み解くヒントになるでしょう。