みなさん、物の長さを測るとき、どうしますか?
ほとんどの人が、定規やメジャーで何センチで測る人が多いと思います。
メートルとは
世界各国で物の長さの定義はいろいろあったのですが、大航海時代後、世界で物流を進めていく上で、この長さの定義があまりにもバラバラであいまいだと、ちょっと不便だなとみんな感じるようになりました。
そこで登場したのがメートルという概念です。メートルの概念が登場したのは1700年代終盤です。
当時の1メートルの定義は、北極から赤道までの距離を1000万で割った値となっていました。
しかし今では微妙にそれだと地球はきれいな円ではなく誤差もあることから、1メートルの長さは「真空中で光が1/299,792,458秒間に進む距離」と定義されています。
その一方で、ゴルフなどは今でもヤードといった別の定義で使われています。
本来は欧米ではメートルではなく別の長さの概念が一般的で、アメリカは今でもメートルよりヤード、フィートなどが使われています。
長さの基本は身体尺
メートルは地球規模での基準となっていますが、正直地球の大きさをいくつで割るといわれてもピンとこないところありませんか。
人間の歴史は、長さの基本は身体尺で測っています。
例えばフィートという長さの概念は、足のフットからきている言葉です。足の大きさを基準とした長さの概念で、古代ギリシャからそういった身体尺での概念がありました。
これは人によって長さが変わってしまうという曖昧さはありますが、実は理にかなった概念で、自分にだけわかればいいことはたくさんあります。
実は最近、こんなことがありました。
新しいショルキーをALESISさんから提供していただきました。
摩天楼オペラ 彩雨@12/6渋谷O-EAST on Twitter
今日のライブで昨日発表、来月発売のALESIS Vortex Wireless 2の限定REDモデルを世界初お披露目?でステージで弾かせていただきました。ALESISさんありがとうございます!
色違いですが、今まで使っていた黒モデルとデザインや操作法は全く一緒です。
二台目ということで、1台は機材車に、もう1台は自宅に置きっぱなしにできるということで、練習用に毎回持って帰る必要もなくなりとても楽になりました。
しかしストラップは同じ長さにしなければなりません。
まったく同じストラップを買ったですが、同じ長さにしないと家で弾いたとき違和感がでてしまいます。
そうならないように長さを測りたいんですが、スタジオでどうしたものかというところで、身体尺を思い出しました。
その時に撮った写真はこれです。
ストラップの長さを調整するときのパーツが、体のちょうどいいところと同じ長さじゃないかなと思っていろいろ試したところ、ちょうどいいところが見つかり写真に撮っておきました。
これなら、ストラップを外して持って帰る必要はありませんからね。
こういう身体尺って意外と盲点かもしれませんが、生活の中のふとしたところで活躍しそうです。
ついつい何メートルとか何センチとかで考えがちですが、発想を変えてみるともいいかもしれませんね。