黄金の国ジパングのような話もありますが、人類は昔からこういった黄金の国には憧れを持っているわけです。
しかしそんな夢のような黄金郷は地球にはありませんでした。
ですが、宇宙だとどうでしょう。
リアル黄金郷、プシケ
宇宙界隈で静かに話題になっている話が、このプシケという小惑星です。
火星と木星の間を公転しており、びっくりするほど遠い距離ではありません。
なんと、この惑星には多くの鉱石が溢れているということで、金や鉄、ニッケルなどがたくさんあるとされています。
その量がすごくて、なんと全人類ひとりひとりに10兆円ずつ配ることができるほどの価値があります。
リアルの黄金郷ですね。
2022年にプシケへ行く
そんなプシケですが、NASAは2022年に探査機を送る計画があります。
計画が少し前倒しになったそうです。
しかし、残念ながらそのような鉱石を持ち帰ることが目的ではありません。
プシケというのは、地球で言うところの中心核がむき出しになっているような状態とのこと。
地球も中心核は鉄のようなものでできていると言われていますからね。
プシケを調査することで、惑星の中心核がどのようになっているかをイメージしながら研究するということにつながるわけです。
ダブルで無理な話
この星を自分のものにすれば大金持ち…というのが現実的には無理です。
まず、そもそもがでかい小惑星ですから、その資源をすべて地球によいしょと持っていくのは難しいです。
それともう一つ、仮にそれができたとしても、地球での金の価値が暴落するので、どっちにしろ地球全人類に10兆円の配布というのは技術的にも経済的にもありえない話なのでした。
とはいえ、やはりロマンのある話ですね。2022年に調査をして、どんな発見があるのか、続報にも期待したいですね。