QUESTION
海外にもお盆のような風習はあるのでしょうか?
いよいよお盆が始まりましたね。
三連休は終わりましたが、お盆というのはまさにこのタイミング。今年は13日から15日までがお盆です。
お盆ってなに?
さて、お盆といいながらも、いったいそれがなんなのか、なんのためにあるのかわからない人も多いかもしれないので、少し簡単におさらいしてみましょう。
お盆というのは、簡単にいうと死んでしまった人の霊があの世から現世に帰ってくることを言います。
早い話が、死んだ人が里帰りすることです。歴史は古く、飛鳥時代には行われていたという話もあります。
死んだ人がちゃんと家に迷わず帰ってこれるように、お盆の初日は迎え火と言って火を焚きます。最終日は送り火をして送り出します。
玄関にきゅうりやナスにつまようじを刺して馬などに見立てて置いておく家も多いと思いますが、あれもお盆の風習ですね。
(※地域や宗教によって内容は異なります)
このお盆には一斉に休みを取って帰省するという風習がその後定着し、「お盆休み」という言葉も生まれました。
海外のお盆
では、海外にはお盆はあるのでしょうか?それが、いろいろあります。
台湾には清明節といって、日本のお盆と同じような風習があります。
死者の霊が帰ってくる、という意味ではハロウィンなんてまさにそうですね。死者の霊とともに悪い霊もやってくるので、そういったものに連れていかれないように、自分もまたお化けの格好をする、というのがハロウィンです。コスプレ大会とは趣旨が違います。
時期外れですが、ハロウィンについてはこちらのブログもどうぞ。
その一方で、国によっては決められた時期にお墓参りをするという風習すらない国もあれば、お墓らしいお墓自体がないという国もあるようです。
まぁ、それぞれですね。
お盆だからといってみなさん何かしているわけではないかもしれませんが、ご先祖様がいてこその自分がいるということで、せっかくのお盆のタイミング、亡くなった先祖を思いながら過ごすのもいいかもしれません。