この世界がどうやって誕生したのか。
宇宙がたまたま発生して、太陽系ができて地球ができて、たまたま生命が生まれ、人間が登場し…と奇跡のようなことがたくさんおき、長い時間をかけてこの世界が成り立っている、というのが当たり前の考え方です。
この世界はシミュレーション
先日、ニューヨークタイムズでこの世界はシミュレーションうんぬんの記事がでており、オカルト系界隈で少し話題になりました。
Opinion | Are We Living in a Computer Simulation? Let’s Not Find Out
少し冷静に考えればそんな馬鹿なといいますか、虚構新聞か、という内容です。
この世界はシミュレーションというと、やはり映画のマトリックスのようなイメージでしょうか。また、リング三部作のループでも同じような話がありました。SF関連の話ではよくでてくる話ではありますが。
たしかにこの世界はシミュレーションであると仮定すれば、なんだかあまりにも多すぎる偶然で成り立っているこの世界の理由がわかるような気もしますが…
だからといって、自信をもってこの世界はシミュレーションである!と大声では言いにくいですね。
ですが、意外にもこの世界はシミュレーションであると本気で考える人は哲学者や物理学者、経営者などの間でいないわけでもありません。
どこまで本当?二つの実験
本気でこの世界はシミュレーションだ、と考える人も、一応ちゃんと彼らなりの理屈があります。
いくつかありますが、都市伝説界隈では二重スリット実験や、量子のもつれなんかが有名です。
詳しくは自分が説明するよりうまく紹介してある文章や動画があるので、気になる人は検索してくださいね。
例えばゲームは、Aという城下町にいるとき、Bという洞窟でモンスターが動き回っているわけではありません。
あたりまえですが、プレイヤーがその街にいてそのエリアにいるからこそ、画面上の通行人が動くわけです。
そうしないと、RPGなんかは世界全ての人やモンスターを常に動かさなきゃいけないわけで、そんなことしたらファミコンの負荷が半端ないですよね。
実はこの世界も同じで、実は誰も見てない、誰もいない空間があるのであれば、その世界は停止してるというか、なにも存在してない、という話です。
だれかが見てるから世界は動いてるということで、月もそうで、誰も空を見上げなければそこに月はない、あるのは設定だけだ、ということですね。
いやいや、そんな…とつっこみたくなる話かもしれませんが、こういう話楽しいですよね(笑)
神話、超能力、すべて解決?
神話の世界では神様がなんかしてどうしたこうした、という話は世界各地であります。こういうのものも創造主(プログラマー)が直接この仮想空間に介入しているからだ、と考えられるわけです。
また、超能力を持ってる人も世界で多く話に上がりますが、超能力やテレパシーなどそういったものも、プログラムが人間を作るときのバグで、RPGのゲームと一緒だ、という話です。
光の速さを超える物質は存在しえないとか、そういう物理法則すらもなんでもこういったシミュレーション話に応用できます。
まぁ、こういう世界はシミュレーションっていう話は、いろいろ便利な考え方でもありますからね。
自分自身も、もしかしたらシミュレーションなのかな、と100%思ってないわけでもありません。
そんなトンデモ話も、いろいろ考え出すと面白いですね。
考え方としては大事で、実際にこの世界がシミュレーションかどうかは別として、今生きるこの世界をあらゆる角度で見てみると、目の前の人生もまた楽しく思えてくるかもしれませんよ。