近年は音楽市場はストリーミングが盛況ですが、その一方で人気があるのはアナログレコードです。
アナログレコードはCD以前は音楽業界の主流メディアであり、日本でもかなりの枚数が流通していました。
しかしCDやカセットテープが主流となり、レコード文化は一部のオーディオマニアの間で楽しまれることはあれど、一般家庭からは姿を消していきます。
アナログレコードの売り上げがCDを上回る
時代が変われば音楽メディアも変わるということで、現在はネット配信がメインになりつつある音楽業界で、日本ではCD文化は世界の中でも根強く残っているほうですが、アメリカではCDは徐々に失われつつある文化になりかけています。
その一方でアナログレコードは根強くシェアを失わないばかりか、売り上げを増しているといわれています。なんとアメリカでは33年ぶりにCDを上回る可能性まででているそうです。
全米レコード協会 アナログレコードが33年ぶりにCDを上回る売り上げを記録するだろうと報告 – amass
アナログレコードはかさばりますし、iPhoneのよりも音楽を再生するまでのプロセスは大変です。ですが、その手間さえもまたおもしろく、味わい深いものもあるでしょう。
データの本質としては配信もCDも同じですので、そう考えるとCD文化は完全になくなってもアナログレコード文化は残るような気もしています。
アナログレコードに書き込めるものまで登場
CDにはCD-Rといって、自分の好きな曲をパソコンを使って書き込めるような仕組みがあります。
最近の子はCD-Rに書き込んで音楽を聴く機会はあまりないかもしれませんね。自分自身もそういうことはしないですが、昔はしてました。
最近はレコードに好きな曲を書き込めるサービスがあるそうです。
レコード盤に好きな音源を刻めるガジェット 10万円超でも大人気 – ライブドアニュース
まぁもちろんなかなかの高額商品ですが、ちょっと面白そうですよね。
アナログレコード盤を出すアーティストは少ないですが、アナログレコードで聞くことによって既存曲もまた違う楽しみ方ができるかもしれません。
復権はなくても、よさはある
じゃあアナログレコードがストリーミングを脅かすような急成長を果たすかというと、それはないでしょう。
しかし、それにはそれの良さがありながら、残っていくことになるでしょうね。
写真もデジタル主流の中チェキがあったり、本や新聞も電子書籍が将来的に主流になったとしても印刷物がなくなるわけではないでしょうしね。