先日、中国の家電メーカーであるXiaomiが日本進出かという報道がありました。
これについて、担当者もやはり認めているようです。
Xiaomi Japan on Twitter
こんにちは。 #はじめてのツイート
実はTwitterアカウントは以前より登場していまして、ひそかに話題になっていたことでした。
Xiaomiとは
先ほど家電メーカーと紹介しましたが、日本ではスマホのメーカーとして知られています。
2010年に設立されたまだ新しい企業です。中国のIT関連企業は比較的新しい会社が多く、意外と知られてないだけでかなりの巨大企業であるということも多いです。
Huaweiを筆頭に、最近日本市場をターゲットにしてるOPPO、それとXiaomi、Vivoあたりが中国で有名なスマホメーカーです。
Huaweiが今年アメリカとやりあって日本国内でイメージダウンになってしまったところで、他の企業が攻めてきた格好になります。
日本市場はねらい目
日本はもともと携帯電話大国です。
日本の多くの人がポケベル、PHSや携帯電話を以前より使っていていますし、シャープやパナソニックなど、多くの国内企業が携帯電話メーカーとしてもシェアを獲得していました。
スマホ文化がやってきたあたりでそれを逆転したのはiPhoneで、国内企業至上主義のような日本のブランドもスマホ文化到来とともになくなった形になります。
iPhoneがかなり優れていただけではなく、キャリア政策によって安く手に入れられたのも大きかったですね。それが2008年ごろの話です。
そこに中国企業が登場し、かなり安く性能のいいスマホを日本の市場に投入し、風向きが変わってきます。
ちょうどそのころは日本でも格安スマホという言葉が登場し、三大キャリア以外の選択肢が生まれ携帯電話の料金についてユーザーが疑問を持ち始めるタイミングでした。
要するに、機種でも契約でももっと安くできるんじゃないのか、という機運が高まるタイミングです。
それが5年前くらいのところでしょうか。
状況だけ見ると、今の日本はねらい目です。よくわからず多額の出費をスマホに割いている人が多い点、スマホなしでは生きていけないインフラが整っている点、政府としては三大キャリアを牽制したい思惑がある点、日本自体がそれほど裕福になっているわけではない点、このすべてに中国企業の参入の余地があるということです。
来年は間違いなくミドルスペック熱くなる
スマホの価格が下がるのではなく、ハイスペックなものとミドルスペックなものとで差をしっかりつけるというイメージです。
iPhoneももしかしたら5G対応の新機種と4G対応のSE2で価格差を倍以上つけてくるかもしれません。
Huaweiもすべてが安いわけではなく、ハイスペックのものはiPhoneと同じくらいの値段設定になっています。
来年はこのミドルスペック枠の争いが過熱しそうです。
そこに日本企業が参入できるのか、なんかシャープあたりそのあたりも視野に入れてそうな気もしてますけど、どんなもんでしょうね。