これだけ多くの人がスマホを使うようになれば、それだけこれまでパソコンへ向けられていた悪質なハッキングなどもスマホへターゲットが移るのも当然でしょう。
なかなか利用していてそこまで気にしてスマホを使う人も少ないでしょうが、思わぬ形で自分のスマホに被害が出てくる可能性もあります。
スマホの画面ロックをしない人
スマホがではじめのころは、画面ロックをしない人のほうが多かったんじゃないですかね。自分もしてませんでしたし。
なんか画面ロックとかしてると、浮気でもしてんのか、みたいな風潮があった時代もありました。
しかしそんなのも昔の話、今は画面ロックをしないなどありえないですよね。かなり多くの人がしていると思いますが、それでもまだ画面ロックをしない人もいるようです。
昔と違って指紋や顔で認証できるので、かなり楽になったと思います。それでも例えば子供がスマホを使うからとか、指紋認証などすらもめんどくさい、よくわからない、という人もいます。
画面ロックしてないスマホであれば、そのスマホがそこにあればすべての人がなんの知識もなく不正利用をすることができます。スマホの画面ロックはとてもよくできていて、簡単に破ることはできません。家に泥棒に入るよりその人のスマホ一つあるほうが、大きな被害が出る可能性もあります。
充電ポートから個人情報を引き出す
これまでこういった電子機器から個人情報を引き出すのは、ネットワーク経由がメインでした。ウイルスなどもそうですが、利用しているアプリになにか思わぬ罠が仕掛けられ、そこから個人情報が収集されるようなものです。
最近は、充電ポートから個人情報を引き出すという事態も起きています。
というのも、他の電子機器と違って、スマホは充電とデータ通信が同じ端子から行われます。ユーザーにとってはただ充電しているつもりでも、実はデータのやり取りが…という話です。
出先で充電しなければならないこともあるでしょうが、コンセント経由なら大丈夫ですが、USBを直接刺すタイプの充電ポートですと、よくわからないところで充電する際は注意が必要です。
対策としては、データ通信機能が備え付けられていないUSBケーブルを使うなどもあります。ただUSB-Cのものが増えた昨今、あまり充電専用USBも見かけなくなってきました。
超音波でスマホを操作
先日、こんな面白い記事がありました。
「机や床を伝わる超音波」でスマホを勝手に操作可能な攻撃「SurfingAttack」が報告される
超音波を使って、テーブルの上にあるスマホを操作するという方法です。
これはhey siriであったりok googleといった音声アシスタントの起動を超音波でやるという実験です。そのためどんな操作でもできるというものでもありませんが、電話や写真撮影などはすることができます。超音波なので、外からは音が聞こえないというところもポイントですね。
対策としては、テーブルクロスをひくとか、スマホに柔らかいカバーをつけるなどではありますが、そこまで気にしなければならない時代になってしまったら困りますね。