コロハラも?新型コロナウイルスが心に与える深刻なダメージとは


新型コロナウイルスについて、以前ボイスアヤノ.メで複数の影響ということをお話しました。

第一次は健康。これは肺炎になって直接的なダメージを受けるということです。

第二次は経済。イベントなどが中止になったり、お客さんが遠のいたり、出社停止になることによる経済被害です。

第三次は心。今回はこの心の被害についてがテーマです。

コロハラという言葉も出現

コロハラという言葉が登場しました。

コロナハラスメント、という感じでしょうか。

ずいぶん前ですが、中国でマスクをしない人に乱暴な行為をするという映像が世界を駆け巡りました。民度が低いなぁとみんな思ったでしょうが、現在は東京都心の電車でもマスクをしない人に対して激怒して電車が遅れるといったトラブルもあります。

ネットで動画をアップされ報道されているトラブルもありますが、もしかしたら報道されてないケースも多いかもしれません。

もっとも咳をするには飛沫感染を防ぐために「咳エチケット」が必要になりますが、マスクをしていない人へ暴力行為をするような状況ではなく、そういった状況を危惧してかWHOは先手をうって、予防のためにマスクは効果が薄い旨を知らせようとしているわけですが、マスコミの煽りや社会全体の不安もあり、なかなかうまくいかないように感じます。

こういった緊急時は”自警団”という形で民衆が各々で取り締まりをし罰を与えるようなことが昔から起きますが、2020年になった今でもこういったことが日本で起きているのかもしれません。

世界へ拡散する不安

また、こういった不安は国内だけではなく、世界中へ拡散されていきます。

アジア人が入店禁止になる店がでてきた、なんて報道もありますが、スポーツの現場でもアジア系の選手に対して侮辱行為が行われるなど、心への影響は確実に起き始めているようです。

向こうにしてみれば中国や日本、韓国のせいで病気が拡散しているとも受け取れるわけで、部分的にはこういったことが起きてしまうのも仕方のないことかもしれません。

健康、経済の被害はある意味わかりやすいところがあります。しかし心の被害はわかりにくいです。そして心の被害は薬がありません。今回のコロナウイルスの件で、一番最後まで引きずるのは心の被害だと思っています。

もちろん東京オリンピックのときにそれが解決しているとはとても思えず、とても残念だなと思っています。