やはりコロナショックはリーマン級か…オリンピック中止or延期の発表は近そう


日本だけではなく、世界全体の株価が急落しています。

この記事を書いている13日の金曜日(よりによって)の時点で、17000円を割り込む水準となっていて、歴史的な1日になってしまいました。午後はどうなっていることやら。

これはやはりリーマン級?

今回のコロナ騒動ですが、その経済への打撃がリーマン級なのかどうなのかを多くの人が見守っていたかと思います。リーマン級の出来事がそう何度もあってたまるかというところですが。

今週は月曜日の週明けのタイミングでかなり大きく動きましたが、その後トランプ大統領の対応なども素早く、踏みとどまった印象もありました。

しかしその後、WHOのパンデミック宣言であったり、もともとやばそうだったドイツ銀行やボーイングがダメそうという話まで舞い込んでいたこの金曜日に、一気に動いてしまった印象です。

ここからまた土日を挟むということで、月曜日にどういった動きが起きるのかとても恐ろしい話です。

実は自分自身は今回のコロナ騒動は、1月の段階ではリーマン級の経済損失は起きないと思っていました。正直ちょっと甘く見ていたところもありますが、自分の想像以上にアジア以外で広がったことが原因です。

今のところヨーロッパでの拡大が広がっていますが、もしアメリカ全域で爆発的な流行が起きたら、それが最後の止めになりそうだなと思っています。

オリンピック中止or延期の道筋を整えているところ

IOCもトランプ大統領も、日本への配慮もあるでしょうし、もちろん開催する方向でというスタンスを表向きにはとっています。日本としても中止や延期などありえないというスタンスを取り続けています。

しかし現実的にはみんな状況は把握しているわけで、どう決着をつけるかの道筋を整えている段階に入ってきているように思えます。日本の組織委員会も検討もしてないなんてこといっていますが、あれは表向きのパフォーマンスだと思うんですよね。検討してる、と発言したら多くの人に影響でますからね。

この1日で大きく状況は動いています。

トランプ大統領は初めて東京オリンピックの1年延期について言及しました。IOC会長はWHOの勧告に従うという表明をしています。表向きは日本を立てながらも、うまい落ち着きどころを探るような形です。合わせて、タイミングも探っているところなのかなと思います。

今日中に可決する見込みのいわゆる新型コロナ法の可決のことも、もしかしたら同じ流れもあるかもしれません。オリンピックの通常開催は諦めて、緊急事態宣言からのオリンピック中止or延期という流れが最悪のシナリオです。

前にもお話したとおり、最初は5月末に決断という報道もありましたが、そう遠くないうちに決まるのではないかと思っています。経済はオリンピックの中止や延期については多少織り込み済みなようにも思えますが、発表のタイミング次第でもう一発大きなショックがあるかもしれません。