昨夜、iPhone SEの後継機が突然発表となりました。
最初に予想されていた3月発売から一ヶ月ほど遅れてしまいましたが、それでもリークどおりにコロナ真っ最中ではありますが、このタイミングでの発売となりましたね。
iPhone SE後継機のネーミングは
このブログでも何度かiPhone SE後継機については触れていました。これまではiPhone SE2であったり、iPhone 9であったりといろいろなネーミングについての噂話はありましたが、その名前はなんと…!
iPhone SE
名前は変わりません。なるほど、APPLEっぽい。
まぁ、表記上は第2世代、というような言い方をすることになるでしょうね。iPodとかMacbookとかにも近い感じになるでしょう。もしかしたらiPhoneもそうなるのかなぁ、なんて思いますけども。
新型iPhone SEのスペックは
細かいスペックについてはオフィシャルサイトをご覧になられるか、IT系の記事を参考にされたほうがいいでしょう。
雑感としては、まったく問題はないと思います。FeliCaや基本的な防水もあります。ホームボタン搭載ということで、指紋認証はありますが、顔認証はないようです。こちらについても、マスク生活がメインとなる昨今、指紋のほうが利便性が高いのでは、という意見も見られます。
イヤホンジャックがついていないということで毎度のことながら、けっこういろいろな意見がでているようですが、みなさんそんなに有線のイヤホンってするんですかね。電車に乗っていて、最近は有線のイヤホンをつけている人をほとんど見かけなくなりました。
また、Lightning端子ですぐに有線イヤホンを取り付けることができるわけですし、そこまで騒ぐほどのことでもないような気もしますけど、まぁこれは風物詩のようなものでしょうね。
スペックについては申し分なく、よくぞこの金額でこの端末を出せたなというレベルです。
画面は小さくない
どちらかというと焦点はここかなというところで、旧型iPhone SEは小型でしたが、新型は4.7インチということで、iPhone 8をそのまま踏襲したサイズになっています。
でかいわけでもないですが、小型iPhoneとは呼べないものです。
小型化を臨む声は多く、ここにがっかりした人は多いかもしれませんね。もともとiPhone SEは小型iPhoneとしての位置づけではなく、iPhone 5のサイズやデザインを踏襲したものになっているわけで、そういった流れを引き継ぐ形で、人気モデルのiPhone 8の中身を変えて打ち出すというのは不思議なことではありません。小型化のためにまた別の生産ラインを用意するよりかは、iPhone 8のパーツを使えるところは使ったほうが安く済むこともあり、どちらかというと小型版というか、廉価版としてのポジションなのでしょう。
実際、5万を切る価格で考えると、コスパとしては決して悪くありません。まぁ小型化を期待していた人も多いでしょうが、スマホの画面が大きくなる流れには逆らえません。ここらで観念するのがいいでしょう。
いずれ、APPLEは小型のiPhoneを出すときがくるのでしょうか。
じゃあiPhone SEを買うべきか
自分が長く使っているiPhone 6も正直なところ動作はけっこう重く、使えるアプリが限られています。用途としてはサブ機とはいえ、正直なところiPhone SEは魅力的に感じます。
ただこれは同じことを何度も言っていますが、やはりそれでも心の底からおすすめしにくい面もあります。それはやはり5G非対応であることです。
今の生活で5Gのメリットは、実用化が始まっているとはいえ、ゼロに近いと断言できます。さらにコロナ騒動もあり、5Gの本格普及が遅れる可能性だってあるかもしれません。
という前置きをした上でも、やはりいずれは5Gが主流となります。スマホの買い替えサイクルは2年から4年ほど、ということで、その頃の社会は次スマホを買うなら5Gだよね、となっている可能性が高いわけです。
iPhoneなどAPPLE製品は、あまり値崩れがしないという特徴があり、中古でもそれなりの金額となります。言い方を変えれば、中古でそれなりの金額で売ることができるということです。
今も実際にリセールを行いながら頻繁にAPPLE製品を買い換える人も多いです。しかし、5G未対応の新型iPhone SEについては値崩れする可能性があります。今がちょうど4Gと5Gの端境期ということで、リセールや長期利用を考えるのであれば、なんとも言えないタイミングだなぁと感じています。
いやいや、リセールっていったって、前に中古スマホがあまり日本で流行ってないって話あったじゃん、という人もいるかもしれませんが、たしかにそのとおりで、日本はスマホに関しては中古に抵抗感のある人が多いのです。
しかし、スマホはグローバルな存在です。そのスマホ、売れるのは日本だけとは限りません。今後は中古市場は世界規模に広がり、先進国での中古品が途上国で売られるという市場も一般的になっていくのではないかと思っています。大手各社がiPhoneの下取りを積極的に行っているのも、一部は海外へのリセールが目的ではないか、という話もあります。
それでも買うべき人
最初から売ること、下取りにだすことは考えていない、お金はそんなに気にしてない、なおかつ未だに旧型iPhone SE〜iPhone 7あたりを使っているという人であればいいかなとは思います。
そもそもこのiPhone SEに関しては値段も安めに設定されていますので、正直なところ下取りはどちらにしてもそこまで高額にならないかもしれません。
また、Androidユーザーで、ちょっとiPhoneに浮気したいな、でも高いな、と悩んでいる人にもいいかもしれません。今は楽天モバイルのように期間限定ではありながらも格安で運用できるSIMもありますしね。(公式では未対応かもしれませんが)
もしiPhone 8以降を使っている人でしたら、間違っても手を出してはいけません。もう少し5Gの様子を見守ってからでもいいのかな、と思います。