消費が落ち込んだ春、これからの影響


この自粛期間の間、トータルでお金を使わなかったという人が多いようです。

当たり前ではありますが、外食、娯楽などが厳しく制限された中、使ったものといえば基本的にはスーパーやコンビニ、ドラッグストアで売っているものくらいですね。

生活の中で外食の割合が多かった人にとっては、かなり節約になったかもしれません。

消費が落ち込む春

この4月は消費が大きく落ち込んだというニュースがありました。

4月の消費支出、大きく落ち込む ゲームソフトは2倍に(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース

そりゃそうだという感じでもありますが、店での飲酒が90%減、鉄道運賃もほぼ90%減と、あらためて数字にしてみると凄まじいですね。自分も4月は店での飲酒はゼロ、鉄道運賃は事務所に行く用事もありましたが、90%以上は減っています。

これについては5月も引き続き同じような数字になっているでしょうし、この夏でどこまで取り戻せるかというところもありますが、今年は年間を通じて消費はそうとう落ち込むことが予想され、いくら株価を下支えしているとはいえ、じわじわと影響は続きそうです。

ゲームソフトは2倍、とはいえ

一方でゲームソフトは2倍だったそうです。この時期にFF7リメイク、どうぶつの森という話題作が立て続けに発売されたのも影響はあるでしょうが、やはり自粛生活の中でゲームをやる人が多かったということもあるでしょう。

そしてどうぶつの森はコミュニケーションを主とする側面もあり、この自粛生活の中で非常にマッチしたゲームだったということもあるでしょうね。

しかしゲームも新作については審査機関に影響がでているということで、今後は発売が遅れる可能性もあります。ゲームもそうですが、アニメや映画、ドラマなど、自宅で楽しめるコンテンツの新作に影響がでてしまっているというのは、なんとももどかしいところがありますね。

想像以上に不安の根は深い

残念ながら摩天楼オペラのツアーも全公演が延期になりました。7月、8月はみなさんが想像している以上に世の中が普通になっている、というお話を何度かさせてもらっていますが、どうしてもエンタメ業というのはスケジュールの都合上、前倒しで進めなくてはなりません。

ですが、それでもやっぱりこの夏は、世の中がわりともとに戻っていると思っています。街には多くの人があふれ、国内旅行に行く人も増え、飲食店は人であふれることになるでしょう。

しかしスポーツやエンタメ業については、自分の想像以上に動きにくい雰囲気になっている可能性があります。この6月でいかに動けるかが重要というお話を先月からしていますが、スタートダッシュに大事な6月前半で感染者が増え動きにくい空気感になってしまったのはとても残念ですね。

加藤登紀子さんが6月28日に集客ライブをやるということがニュースになっていましたが、しばらくは空気の探り合いになることでしょう。

とても残念なことですが、とにかく6月の感染者が増えないことを祈りたいものです。