QUESTIONより
彩雨さんこんばんは、いつも楽しく拝見、拝聴しています。 最近無観客ライブの配信が流行り、続々と新しいプラットフォームが出てきています。ただ、送信側の配信設備やノウハウが少ないこと、またプラットフォームのサーバーが弱いのか音声と映像がズレること、など一方通行の配信事業としてはあまりにもリスキーだなと感じています。 先日の浦和ナルシス配信のような「リアルタイム」を重視するコンテンツであれば万々歳です。が、無観客ライブのように必ずしも双方向通信が実現できないもの(その場でコメントが拾えない等)については、撮影、編集後に時間指定で公開開始の方がいいのでは、と思います。 彩雨さんは昨今の無観客ライブ生配信についてどういった考えをお持ちか教えてください。
配信トラブルについては確かにその通りですね。正直なところ、こちらも先日のナルシスでの配信や家でも配信をしていますが、トラブルについては怖いです。自宅での配信はスマホのテザリングでやってるので、通信環境についてはそれなりに信頼しているとはいえ、不安なところもあります。家の回線が遅すぎるという問題もあり、たしかに録画を公開したほうが安定性は増します。
配信トラブルは怖い
自分自身も配信トラブルは怖いと思っています。
しかし、まぁ何かが起きても無料だしな、とどこか割り切っています。しかしこれが生配信のチケット制だった場合は話は別ですよね。お金を取って配信トラブルがあっては大変です。
スタッフが大勢いるのであれば対応できることもあるでしょうが、例えばメンバーだけで配信をという話になると、トラブルがあったことに気づかないままライブが終わっていく、なんてことも。
そういったところ、正直なところ今後お金を取る生配信をやるのであれば、自分は裏方に回ったほうが安全かもしれないですね。
無観客ライブの考え方
ライブ映像のコンテンツとして考えるのであれば、生配信するよりは録画したものを流すほうがいいですね。
ですが、まぁ同じ時間を共有したいという気持ちもあり、やはり生配信をしたいという気持ちもわからないでもないです。
ここは難しいところですね。スポーツについても、自分はできるだけ録画放送よりも生放送を観たいと思います。今この地球のどこかでこれが行われているのか、というリアル感を求めているところもあるかもしれません。
まぁスポーツの場合は結果をリアルタイムで知るためには生放送しかないということもありますけどね。
音楽ライブはそれとは違いますが、どこか似ているところもあるのかなと思います。
あらかじめ録画したものをプレミア公開してファンとメンバー、みんなで見るという楽しみ方もありそうですけど、まあそれはそれ、これはこれなのかなとも。
動画コンテンツとしては、ライブ配信は注目されている
YouTubeのような動画コンテンツは、あくまで蓄積されたコンテンツとして録画して編集してアップしてという考え方が主流ですが、ここ数年はライブ配信についても注目が高まっています。
動画の内容というよりかは、見ている方との共有、見ている方同士の共有、というのがキーワードなのかなと思っています。
テレビでもドラマを俳優さんが一緒に見ながら盛り上げるという企画がありましたが、このリアルタイム性というのは今後のエンターテインメントの重要な要素になっていくのかなとも思っていまして、自分自身も注目している分野です。
音楽の無観客ライブ配信についても、やはり録画よりかは生配信のほうが体験の度合いとしては大きいかなというところで、今後はただライブを中継するというよりは、生配信のよさをライブの中に盛り込んでいくような形になっていくのかなと思っています。
スポーツでも歓声を届けるようなシステムがありますが、そういったことも一つの要素になりえますね。他にもいろいろありそう。
こういった新技術についていつも注目しているので、面白いものがあれば随時紹介していきます。