昨日、関東地方で大きな地震がありましたね。
早朝でしたが、なかなか嫌な感じの揺れで、さすがに起きてしまいました。
今回の地震で気になったこと
SNSのタイムラインでは、多くの方が地震についての投稿をしていましたね。
その中で気になったのは、緊急地震速報が鳴った、と書いている人がいることです。
別にSNSに何を書いてもいいのですが、若いバンドマンやアイドル、声優さんなどはもう少し気を付けたほうがいいかなということで、老婆心ながら少し筆を執らせていただきます。
緊急地震速報で居住地がバレる
今回の地震はとても大きなものでしたが、関東地方全域で緊急地震速報が鳴ったわけではありません。
実は、うちは鳴っていません。なぜ鳴った人と鳴らなかった人がいるのか。当然のことですが、震源から近い人ほど速報はなります。
つまり、SNSで緊急地震速報が鳴ったと書いている人は、東京在住でも埼玉や茨城県寄りであること、もしくは実は住まいは東京ではなく埼玉や茨木、千葉などの該当地域に住んでいる、ということがわかります。
緊急地震速報が鳴った範囲を調べてみると、今回の地震の場合は報道にでていました。
こちらを見ると東京はエリア外ですが、おそらく東京都内にお住まいの方でも隣接区域に住まわれている方は鳴ったと思います。
豪雨で居住地がバレる
梅雨のように広い地域で雨が降っている場合は、雨という情報だけで居住地がバレることはありません。しかし、こういった季節はスコールのように局所的な豪雨が降ることもあります。
ゲリラ豪雨、雨柱といった言い方をすることもあります。
急にすさまじい雨が降ってきた、とSNSで投稿される方も多いですね。しかし、実はその他東京の全域は晴れていることだってあります。
その投稿一つで簡単に居住地がバレます。Yahooなどの天気予報サイトを見ると、リアルタイムでの雨雲レーダーを確認することができます。
今、この広い東京でゲリラ豪雨が起きている場所はどこか調べることができます。時間をさかのぼることもできます。
SNSに投稿した豪雨に関する書き込みで、その人がどこにいるのかを邪推することが可能です。
他にもいろいろ、SNSや配信には注意
以前、配信や自撮りに映りこんだ情報からアイドル活動している女性の居住地を割り出した、というニュースがありました。
現在はスマホの性能が向上しすぎるあまり、多くの情報を割り出すことができます。
こういった居住がバレる要素は他にもあります。当たり前ですが都知事選に行ってきた、と書けば都内在住とわかりますよね。今回の緊急地震速報の件と照らしあわせると、都知事選に行ったのに速報が鳴った、ということはその段階でどこに住んでいるかの範囲を狭めることは可能です。そういう人がいたら、北区や足立区、練馬区あたりかもしれません。
少し前の出来事ですが、もう一つ気になったのは先日のブルーインパルスです。映り込みにはみなさん気にされていたようですが、飛行したルートでどっちにブルーオンパルスがどう映っているかで、位置を割り出すこともできます。
おそらくみなさん、窓からスカイツリーが映りこんでいるとか、そういったことには日ごろから気をつけられているかと思います。しかしSNSを通して得られる情報はそういったものだけとは限りません。
とはいえ、今は情報発信の時代です。あまりにも気にしすぎていると、SNSをうまく活用することはできないわけで、情報の切り売りが必要になります。なかなか難しいところですが、知っておいて損はないかなというところ。
ぜひみなさんもお気を付けくださいませ。