今日は7月25日。今からちょうど20年前、コンコルドがパリに墜落をした事故が起きた日です。
ただの航空機事故と言ってしまえばそうなんですが、この事故をきっかけにコンコルド、そして超音速旅客機の夢は一時停止することになります。
コンコルド墜落事故で失ったもの
ライト兄弟が飛行機を作って、コンコルドが墜落するまで100年弱ほどです。
その100年間の間で、航空機は目まぐるしい進化を遂げました。巨大化もしかり、戦争兵器としてもしかり、なによりスピード面もすさまじい速度が出せるようになりました。
乗り物好きの彩雨少年も、コンコルドのことは当然小さいころから知っていました。
大人になったら一度乗りたいと思っていましたし、むしろ未来はこういった超音速旅客機が世界の空を繋ぎ、あっという間に世界中へ移動することができるんだろうなと思っていました。
そして時は過ぎ2020年。じゃあ航空業界はどうなったかというと、超音速旅客機は残念ながら運行していません。
コンコルド墜落事故は、100人以上の乗員乗客、そして地上の人の命だけではなく、ハイスピードで世界中を飛び回る未来も同時に失ったのでした。
無理があったコンコルド
コンコルドですが、大人になってからいろいろ調べてみると、最初の計画段階から無理があったように思えます。
乗ることができる人数が少なく、燃料代はすさまじく、お金持ちしか乗ることができません。
滑走路も長くないといけないため、世界のどこの飛行場でもいいわけでもありません。しかも騒音もすさまじく、近所迷惑以外の何物でもありません。
傍から見ているとそれは夢の乗り物ではありましたが、リアルなところでなかなか運用が難しく、2000年の墜落事故、そして2001年の航空機テロなどもあり、コンコルドはひっそりと2003年に退役することとなりました。
でも未来には夢をみたい
そんな超音速旅客機ですが、実は2030年に新たな乗り物が登場するのではないか、という話があります。
以前にもアヤノ.メで取り上げた話で、興味がある方はぜひどうぞ。
一度は乗ってみたい未来の乗り物。コロナで航空業界は影響が出てしまい、この計画も影響はありそうですが、期待だけはしていたいものです。