たまには野党の話を。国民民主党と立憲民主党の合流話に思うこと。


国民民主党と立憲民主党の合流話が話題です。

政治理念や主張が違うということで分党されたわけですが、もう一度くっつこう、というところではありますが、国民民主党の党首である玉木代表は新党へ合流しないと表明しており、どう決着がつくのかな、というところですね。

二大政党制は実現可能か

日本では二大政党制、という感じの状態はほぼありません。

ほぼ、というのは、民主党政権だった頃は二大政党制になりそうな雰囲気もありましたが、なりませんでした。

自民党だって中の人たちの中で完全に政治理念が一致しているわけではなく、いろいろな意見があります。そりゃ政治家集団ですから、いろいろな考え方があって当然であり、むしろ全員が完全一致しているほうが異常です。

同じように国民民主党と立件民主党も昔のように多少考え方はそれぞれであったとしても、野党が一丸となって表を集めたほうがいいのでは、という意見がでるのもわかります。

ただ、少し前に考え方の違いで分党したのに、またくっつくのか、というのも妙な話です。

日本で二大政党制が実現する日は来るのでしょうか。今のところ、来なさそうな感はあります。

いつも小沢一郎がいる

小沢一郎という、岩手のものすごく有名で力を持った政治家がいます。世が世なら間違いなく総理大臣をしていたことでしょう。

これまで、戦後の歴史の中で自民党政権ではなかった時代が二か所あります。一つ目が野党を集めた連立政権のとき。1993年、細川内閣のときがスタートです。もう一つは民主党政権のとき。2009年からです。正確にいえば民主党を中心とした連立政権ではありますけど。最初は鳩山内閣ですね。

どちらも裏でバックアップしているのは小沢一郎です。

そして今回の立憲民主党と国民民主党の合流についても、旗振り役は小沢一郎といわれています。

昭和、平成、そして令和と三つの時代を駆け巡る小沢一郎、日本の数ある政治家の中でも、なかなか独特な政治家人生を送っているように思えます。

今回の野党合流、どうまとまるでしょうか。個人的に野党の中だと玉木さんと前原さんは好きな政治家ですので、その二人が合流しないと表明せず新党を立ち上げるのであれば、ちょっとおもしろそうだなと思っています。