コロナ陰謀論が政治利用されないように


日本ではやや落ち着きつつあるのか、ないのか、いまいちよくわからない新型コロナウイルス。

では世界ではどうでしょう。東京の人数はよく報道されますが、世界に目を向けてみると、なんと13日の統計は新規感染者数で最多を更新してしまいました。

状況は悪そうですね。

陰謀論も再浮上

新型コロナウイルス騒動が出た直後のころは、陰謀論も多かったですね。これは仕方のないことで、大きな事故やテロ、戦争といった人為的なものだけではなく、地震や台風、隕石にだって陰謀論はつきまとうもの。

新型コロナウイルスのようなインパクトの大きい出来事で、逆に陰謀論がでないほうがおかしいわけです。

先日、久しぶりに陰謀論が浮上しました。新型コロナウイルスは人工的に作られたものである、と。

個人的には陰謀論は話としては面白くて好きなんですが、それはあくまで話として。今回の情報も含めて、あくまで都市伝説の域を脱することはないのでは、と見ています。

コロナと政治

アメリカでは大統領選挙直前ですが、ただでさえトランプ政権になってから中国とやりあってるわけです。ここにきてコロナウイルス陰謀論まで展開すると、それはもう保守層にとっては大きな燃料投下となるわけです。

現職有利とされる大統領選挙ですが、トランプ大統領は苦戦もしているという話もあります。このタイミングでこの陰謀論の決定的な証拠を突き出し、中国に多額の賠償金請求、支持率アップ…といければいいんでしょうけど、どうでしょう。こういった陰謀論は常にありながらも決定的な証拠がでないところから、結局証拠はないのかな、と思うのが正直なところ。報道機関も、この情報については冷静に対応している印象です。

どちらかというと、保守層を刺激するために、たまにこういった情報がぴょこんと飛び出し、でも曖昧なまま過ぎ去っているような印象もあります。そういったところ、こういうコロナに関する情報が政治利用されている側面ってないのかな。アメリカ大統領選挙直前の時期ということもあり、この秋の情報の出回り方がちょっと気になっているところではあります。