今年の花粉はやっぱりやばかった


いやー、今年の花粉はやばいですね。自分は今のところなんとか軽い症状で済んでますけど、みんなけっこうしんどそうです。

って同じような話を前にもブログに書きましたが…

今年の花粉はやばい…気がする!!

なんと今年は、昨シーズンの43倍の花粉量みたいです。43倍ってすごいね。

都心のヒノキ花粉、昨シーズンの43倍 日本気象協会が速報(産経新聞) – Yahoo!ニュース

記事によると、3月が暖かかったことの影響みたいです。これからさらに増えるということで、これまで花粉症じゃなかった人も花粉症になっちゃうかもしれないですね。

花粉症は人災

昔からこんなに花粉症ってすごかったっけ?いや、そんなことありません。花粉症がここまでひどくなったのは最近のこと、戦後以降の話なのです。

戦後、国家政策の一つとしてスギやヒノキをどんどん植えてきました。スギやヒノキは成長速度が速く、戦後復興のためにも木材の需要が高まっていくためです。

しかし、70年代ごろに花粉症という新たな問題が起きてしまったのです。

花粉症と口裂け女

花粉症に悩まされる我々現代人にとってみたらなんてことを…と思いますが、起きてしまったことは仕方のないことですし、ここまで予想するのも難しかったでしょう。

花粉症撲滅はできるのか

花粉症撲滅のためにスギやヒノキを他の樹木へ植え替えることは可能なのでしょうか。

実はかつてよりは植える本数は減っているものの、まだ年間1600万本ものスギやヒノキが植えられ続けているといわれています。

現在、花粉が少ない品種の開発も進められていますが、まだ実際に植えられている割合は少なく、花粉症自体はこれからもまだ続く社会問題となりそうです。

林業で生活している人にとっては、じゃあスギやヒノキを植えるなとか伐採しろとか言われてしまったら困ってしまいます。そもそも林も国家の持ちものではないですし、勝手に切るわけにもいかないですからね。わざわざお金を出して他の樹木にしたり、花粉の少ない品種にするわけにもいかないのです。

ここで必要なのが政治の力です。補助金なども含めていかに林業の方々をサポートしながら植え替えを進められるかが、今後の流れになることでしょう。

花粉症はこれからも続くばかりか、2050年には現在の倍以上に増加するともいわれています。いつか花粉症がなくなるような時代がくることを願いたいですね。