三菱国産ジェット機事業は凍結へ、国産飛行機の道は遠い


先日、WEEKLY AYANOMEをやっているときにニュース速報が入り、配信の中でもこの話を少ししました。

三菱が進めていた国産ジェット機の開発ですが、凍結することになりそうです。

三菱国産ジェット事業凍結へ 開発費巨額に、コロナで需要消滅(共同通信) – Yahoo!ニュース

これは残念なニュースですね。

国産の飛行機

日本は自動車や家電など、世界と張れるモノづくり大国です。

みなさんの身の回りのものにも…いや最近は海外製のものもかなり増えていますが、日本製の家電などもきっとたくさんあると思います。鉄道や船は海外からも受注を受けるなど、大きなシェアをとっています。

しかし、なぜか飛行機は国産というイメージはありません。自動車や鉄道はあるんだから、同じ乗り物で飛行機も国産のものがあってもいいような気がしますよね。

そんな日本と飛行機開発の話は、2年以上前にこちらで解説していますので、興味のある方はどうぞ。

翼強ければ国強し、日本は再び空を飛べるか

ちなみに日本では三菱以外にも自動車やバイクで有名なHONDAが飛行機開発をしています。こちらはもうすでに開発から販売まで行えています。

コロナだけではない理由

最終的なとどめを刺したのはコロナかもしれません。航空業界はコロナによってかなり深刻なダメージを受けています。そうなってくると、新たに高額なジェット機を納入しようという動きにも影響がでてきます。

しかし、それはあくまでとどめであって、理由はそれだけではないでしょうね。

三菱重工が進めていたジェット機については、これまで何度も延期を繰り返してきました。いったいいつできるんだろう、いやこれはさすがにもう無理なのではないか、という雰囲気がここ最近は漂っていただけに、このニュースに関してはやはり、と感じた人も多かったかもしれません。

個人的には国産旅客機はもちろん楽しみにしていただけに残念なことではありますが、難しいものです。航空業界が今後どうなるかはわかりませんが、少なくとも国産旅客機が世界を飛び回る未来はしばらくなさそうですね。