APPLEがスマホ販売台数が4位へ、それでも勢いが陰っているわけではないといえるのはどうして?


先日、APPLEのスマホ販売台数が4位に落ちたというニュースがありました。

アップル、世界のスマホ販売台数でトップ3から陥落(CNET Japan) – Yahoo!ニュース

iPhone12がそれなりに好調なAPPLEではありますが、世界の販売台数のランキングは徐々に落としている形になります。

APPLEが落ちた理由

APPLEが落ちたことで、APPLEはもう終わりだ!というように言う人もいるかもしれませんが、そういうわけでもありません。

iPhoneは値段も高価で、基本的には富裕層が所有する贅沢品です。

日本はiPhoneのシェア率が異常に高いです。この理由は日本が豊かだからでもありますが、ソフトバンクが行った端末割引の制度の影響も大きかったようにも思えます。

日本の携帯電話市場は特殊ですが、フラットに考えるとやはりiPhoneは高いです。自分はスマホを二台持ちしていますが、Android端末はiPhoneの半額でした。

他社スマホの販売台数が増えているというのは、早い話がスマホの普及率が上がっているだけの話です。これまでスマホを所有することができない所得の国でも安価なスマホが登場し、持てるようになった、ということの現れでしょう。

ちなみに、記事には新型iPhoneの発売が遅れたことが原因ではと言及しています。

中国勢が好調

とはいえ、安価なスマホといっても簡単にできるものではありません。その裏には間違いなく、中国の技術革新があります。

スマホのシェア率でみると、1位は引き続きSamsungです。これはもう不動でしょうね。

2位以下を見ると、Huaweiに続きXiaomiが3位になりました。あまり有名ではないかもしれませんが、世界的にはかなり有名な企業です。Huaweiがスマホから撤退しつつある今、日本市場も狙いに定めていることで話題になっています。

4位はAPPLEですが、5位はOPPOです。こちらもいち早く日本市場をターゲットに動き、昨年は揺れるHuaweiをよそに、日本での影響力を伸ばしています。

自分自身もOPPOのスマホを1年使っていますが、かなり素晴らしい出来です。Huaweiのタブレットもあわせて使っていますが、この価格帯でこういった商品を出されてしまうと、なにか相当な技術革新がない限り、他の国には厳しいようにも思えます。APPLEがOPPOに抜かれる未来は想像できますし、過去の遺産にばかり頼っていては、本当の意味でAPPLEに陰りがでてくることもあります。

しかしAPPLEの姿勢をみると必ずしも過去の遺産に頼っているばかりではないことがわかりますし、中国勢は中国勢、APPLEはAPPLEと、それぞれのいいところを伸ばしていくような形になると思います。

そしてもちろん日本勢にも期待したいですが、シャープは頑張っている印象もあれど、SONYはやや苦戦しているような印象もあります。SONYは昔から革新的な会社ですので、なにかぶっ飛んだアイデアを打ち出してくれることを期待したいです。