議会襲撃、SNS凍結、罷免騒動…揺れる大統領選挙騒動はまもなく決着へ


今回は久々に大統領選挙ネタです。

もうとっくに終わってるんじゃないの?

と思う方も多いかもしれません。

そうですとっくに終わっています。

しかし、予想通り今回の大統領選挙、引きずりました。

それもここにきて、沈静化へ進んでいます。

バイデン大統領の誕生はこれで100%確実と言い切ってもいい状態かと思います。

200年ぶりに議会が襲撃される

コロナに揺れる新年ですが、アメリカは政治でも大きく揺れています。

つい先日、アメリカの連邦議会をトランプ大統領の支持者が襲撃するという騒動がありました。なんと連邦議会議事堂が攻撃されるのは、200年ぶりだそうです。

ちなみに200年前は、イギリスと戦争しているさなか、イギリス軍が攻撃をしたとのこと。その200年後、民主主義が確立された2021年の新年に、大統領支持者が議会を襲撃する事態をだれが予想できるでしょうか。

また、この議会襲撃に関して、トランプ大統領が演説の中で、支持者に議会へ行こうという旨の発言をしたことがきっかけになったといわれ、これを理由にFacebookなどSNSが凍結されるという出来事もありました。

大統領のSNSが凍結されるとは前代未聞ですが、この大統領選挙は前代未聞なことが多かったですね。

トランプ大統領も直接民衆に攻撃しろといったわけでもなく、暴力はダメだとその後発言していますが、火のついた民衆の鎮静化には時間がかかっています。また、この騒動をきっかけに、味方の共和党からも疑問の声が出ています。

罷免騒動からの、敗北宣言

アメリカ憲法にある「アメリカ合衆国憲法修正第25条」がなにかと話題になっています。

この中に、副大統領と閣僚など政治の偉い人たちの多くが「こいつダメだ」となった場合、大統領を引きずり降ろして副大統領が代わりに大統領の代行をすることができる、と記されています。

現在の副大統領はペンス副大統領です。トランプ大統領の腹心として支えてきましたが、周りの人たちがペンス副大統領に「やってしまえ」と促したのかなんなのか、こういったことがこの土壇場で起きる可能性がありました。

その後、ペンス副大統領は正式にこの25条発動に関して反対を表明していますので、まさかの罷免にはなりませんでしたが、大統領を引きずり下ろす方法にはまだ弾劾があります。弾劾は議会側がやるものですが、25条の発動がなければ議会側も弾劾してやるぜ的な発言もなされており、今後の動向も気になりますね。

こういった騒動を受けて、トランプ大統領が敗北宣言を行いました。

いや、これ敗北宣言と言っていいのかよくわかりませんが、とりあえず選挙結果は受け入れられないけど、大統領の座は譲るという旨の発言をしているので、まぁ事実上の敗北宣言なのかなと思います。

就任式は20日

WEBパレードなどコロナ対策もなされている大統領就任式ですが、こんな状態で本当に大丈夫かな、と心配になってしまいますね。

就任式というのは大統領から次の大統領に大きな権力を移す大事な行事ですが、トランプ大統領の欠席、さらにはその前の段階でなんらかの事情でトランプ大統領が職を失う可能性もあるのでしょうか。

また、熱烈なトランプ支持者は静かにこの就任式を過ごすことができるのでしょうか。

注目の就任式は20日です。